食物繊維でコレステロール値を下げる

食品に含まれている食物繊維には余分なコレステロールの排泄を促進するという働きがあります。

食物繊維は体内の余分なコレステロールの排泄を促進する

食物繊維には余分なコレステロールの排泄を促進するという働きがありますので、コレステロール値が高いと心配されている人は、出来るかぎり毎日の食事の中で食物繊維を多く含まれる食品を積極的に取り入れる事をお勧めします。

食物繊維を豊富に含んでいる食べ物としては、こんぶ・ひじき・ワカメなどの「海藻類」、シイタケ・エリンギなどの「きのこ類」、その他こんにゃく、野菜などが挙げられます。

きのこ類や海藻類といった食品は、食物繊維が多く含まれている反面、エネルギーが非常に少ない食品でもあるので、カロリー過多になるなどの心配も気にする必要がなく、1日1回は食事のメニューに取り入れて十分に食べるようにしましょう。

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食物繊維の作用によるイロイロな効能

食物繊維には、胆汁酸を吸着して再吸収を抑制して血中コレステロール値を下げる働きがある他にも、便の量を増やしたり、便を柔らかくして排便をスムーズにすることから便秘の改善になるといわれています。

その結果として、便が腸内に留まる時間を短縮して便の中の有害物質を排出することから大腸がんの予防にも役立ちます。

また、こんにゃくや海藻類に含まれる水溶性の食物繊維には、糖の吸収速度を遅らせる作用があり、食後の急激な血糖値の上昇を抑制することから糖尿病にもよい効果があります。

上記に述べたように食物繊維にはコレステロール値を下げる効果が期待できる以外にも、身体にとって良いと思われるさまざまな効能を秘めています。

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トランス脂肪
トランス脂肪(トランスファット)とは、植物性油(や魚油)を部分水素化という化学反応をさせてマーガリン、ショートニングなどを製造する過程で生じる、
”狂った脂肪酸”(異常で不健全な結合)、いわば「奇形油脂」のことであり、トランス脂肪を過剰に摂取すると、
血液中の悪玉コレステロールの増加と善玉コレステロールの減少を促進し、心臓病のリスクが高まるなどといわれています。
アメリカでは、米国医学学会の発表を受けて、全ての加工食品にトランスファット含有量の表示義務規制が2006年1月1日から実施されています。


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