HDLコレステロール

「善玉コレステロール」と呼ばれているHDLコレステロール。

HDLコレステロールの役割り・働き

「リポタンパク質」という複合体粒子のひとつであるHDLによって、血液中を運ばれるのがHDLコレステロールで、いわゆる「善玉コレステロール」と呼ばれているものです。

血液検査で測ることのできるHDLコレステロール値は、HDLによって運ばれているコレステロール量のことです。

HDLコレステロールは、体内の血管や組織から余分なコレステロールを集めて回収し、肝臓へ運んでいくという働きをしてくれます。

血液中の余分なコレステロールを肝臓に運ぶことで血管内の掃除を行い、その結果として動脈硬化を予防することから「善玉コレステロール」と呼ばれているのです。

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HDLコレステロール値が低いと

「悪玉コレステロール」と呼ばれているLDLコレステロールが増えると、動脈硬化を進行させたりなどの問題を引き起こすのですが、同じように、HDLコレステロールが少ないと動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞を起こすリスクが高くなります。

悪玉コレステロールが多いことも問題であるが、善玉コレステロールの値が低いことの方が問題であるとも言われているようです。

HDLコレステロールは、ストレスによって減少するともいわれていますので、過度のストレスや疲れを溜め込まないように心掛けましょう。また、たばこの喫煙や肥満による影響などからもHDLコレステロールは減少するといわれてので気をつけましょう。

逆に、適度な運動によってHDLコレステロールが増えるとされているので、継続的に続けられるような運動を日常に取り入れるようにしましょう。

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隠れ糖尿病
通常の健康診断では見抜くことができないと言われている新しいタイプの糖尿病である「隠れ糖尿病」というのが話題になっているそうです。
隠れ糖尿病の特徴は、空腹時の血糖値は正常なのに、食後に特殊な検査をすると血糖値が糖尿病患者なみの数値まで跳ね上がるとのことです。
日本人の場合、空腹時の血糖値が正常な人のおよそ3割がこの体質を持つという研究まであるらしく、空腹時の血糖値だけではなく、食後の血糖値の急上昇にも注意が必要だと言われ始めています。


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