コレステロール@健康メモについて

コレステロールについての解説と情報。総コレステロール値・HDLとLDLなどについても紹介。

コレステロール値が気になる方に

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脂っぽい食事や甘いものなどが大好きなアナタ!健康診断などの血液検査の結果できちんとコレステロール値を気に掛けていますか?

コレステロール値が高いけど、そんなに体調も悪くないからとそのまま放置しておくと「高脂血症」になり、やがては脳梗塞や心筋梗塞などといった恐い病気を引き起こす「動脈硬化」を進行させてしまいかねません。

コレステロールは本来、体にとって大切な成分なので全く無くても困るのですが、もちろん増えすぎても問題になります。

コレステロールについての情報

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コレステロールというと、善玉コレステロールや悪玉コレステロールという言葉をよく見聞きされると思いますが、なぜそう呼ばれるか?をあまり理解されていない方も居られるのではないでしょうか。

また、毎日の食事や運動その他、日常における生活習慣が血液中のコレステロール値にどういった影響を与えるかということを知っていれば、コレステロール値のコントロールにも役立つことだと思います。

高いコレステロール値を下げるには、コレステロールのことを少し理解した上で、身近な生活習慣を見直すことから改善をしていきましょう。


高コレステロールが引き起こす代表的な病気

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健康診断などの際に行われる血液検査の結果などで、コレステロール値が高いのでは?と心配される人も多いことと思いますが、高コレステロールが引き起こす代表的な病気として【高脂血症(脂質異常症)】が挙げられます。

高脂血症というのはコレステロールや中性脂肪といった血液中の脂質が必要以上に多過ぎる病気のことで、何かと厄介な疾患です。

高脂血症は、【コレステロールのみ多い】【中性脂肪のみ多い】【コレステロールと中性脂肪の両方とも多い】といった3タイプの症状に分類されます。

高脂血症(脂質異常症)は放置されやすい

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高脂血症(脂質異常症)の厄介な特徴として、初期の頃にはこれといった自覚症状はなく血液検査の結果などで診断されないと、なかなか自分では気付かずに放置されやすいということです。

高脂血症は治療を行わずそのまま放っておくと、血管の内壁にコレステロールが蓄積してくことで血液の通り道が狭くなり、やがては血管がつまってしまい【動脈硬化】を進行させます。

日本でも食生活の欧米化などにより潜在な人も含めた患者数は上昇傾向を辿っており、高血圧・糖尿病と並んで患者数が非常に多い疾患になっています。

動脈硬化が進行すると死亡リスクが高まる

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高脂血症(脂質異常症)を放置したままでは動脈硬化へと進行し、さらに治療や改善を図らずに放っておいて状態が悪化すると、心臓では狭心症・心筋梗塞、 脳では脳梗塞・脳卒中などといった生死に関わる発作を起こす危険性があります。

また、他にも高血圧を悪化させたり、腎臓病などの原因にもなります。

日本人の死因のトップは悪性新生物(がん)であり、次いで心疾患、脳血管疾患となっているのですが、心疾患や脳血管疾患を原因とした死亡数を合わせると、全死因別の割合としてはトップの悪性新生物と同等ぐらいになります。


トランス脂肪
トランス脂肪(トランスファット)とは、植物性油(や魚油)を部分水素化という化学反応をさせてマーガリン、ショートニングなどを製造する過程で生じる、
”狂った脂肪酸”(異常で不健全な結合)、いわば「奇形油脂」のことであり、トランス脂肪を過剰に摂取すると、
血液中の悪玉コレステロールの増加と善玉コレステロールの減少を促進し、心臓病のリスクが高まるなどといわれています。
アメリカでは、米国医学学会の発表を受けて、全ての加工食品にトランスファット含有量の表示義務規制が2006年1月1日から実施されています。


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