ウーロン茶(烏龍茶)ポリフェノール

ウーロン茶(烏龍茶)ポリフェノールはたくさんのカテキン類が結合(重合)した重合ポリフェノール

カテキン類が結合しあったウーロン茶重合ポリフェノール

ウーロン茶(烏龍茶)ポリフェノールとは、緑茶など他のお茶の種類にはみられないウーロン茶特有のポリフェノールだそうです。

本来、緑茶をはじめとするお茶全般には「カテキン」という、これまたポリフェノールの一種である抗酸化物質が含まれているのですが、

ウーロン茶は茶葉を「半発酵」させるという独特の作り方がなされるため、単体であるたくさんのカテキン類が結合(重合)しあい、ウーロン茶ポリフェノールとなるそうで、「ウーロン茶重合ポリフェノール」とも呼ばれています。

注目すべき点として、ウーロン茶ポリフェノールには、単体のカテキンにはなかった別の機能性を発揮するといわれており、国内外のさまざまな研究機関で発表されています。

ウーロン茶ポリフェノールは、体内の余分な活性酸素を消去して身体の酸化を防ぐポリフェノールの仲間ですから、体内にて細胞内の遺伝子が活性酸素で傷つけられることにより起こるとされる、さまざまな病気の予防や身体の老化現象などを抑制するといわれています。

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ウーロン茶(烏龍茶)ポリフェノールの効能・効果

ウーロン茶(烏龍茶)というと、中華料理など脂っぽい食事を食べる時に一緒に飲むと健康面で良いといったイメージがあると思います。

脂っぽい食事を習慣的に摂ると、体内でのコレステロール値が高くなり、肥満や動脈硬化などの生活習慣病といった病気を誘発する大きな原因のひとつになります。

動脈硬化というのは生活習慣病の代表ともいえる病気で、血管の内壁が厚く、硬く、狭くなり、血液の流れが悪くなる症状のことなのですが、

動脈硬化が悪化すると、「心筋梗塞」や「脳卒中」などといった生死に関わるひじょうに恐ろしい病気に繋がります。

ウーロン茶ポリフェノールには、悪玉コレステロールとして馴染みのあるLDLコレステロールの酸化を抑制し、血中の総コレステロール量と中性脂肪量を減少させる効果がみられるという実験結果も報告されており、

ウーロン茶(烏龍茶)を継続して飲み続けることによって、動脈硬化の予防、ひいては様々な生活習慣病の予防にも役立つと期待されています。

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ドロドロ血液
血液サラサラとか血液ドロドロなどとよく見聞きしますが、極端な場合を除けばドロドロよりはサラサラにこしたことはないというのは言うまでもありません。
血液がドロドロになっていたり、血管がボロボロになっていると血管が詰まり、脳や心臓の病気になりやすいのですから要注意ということです。
血液をドロドロにする原因としてはいろんな要因が挙げられますが、「水分補給不足」「脂っこいものや味の濃いものをよく食べる」「過激な運動」などの習慣も大きな要因となります。


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