クルクミン
クルクミンはウコン(ターメリック)に含まれている主成分で抗酸化作用があるポリフェノールの一種
クルクミンを含む食品と効能・効果
クルクミンはウコン(ターメリック)に含まれている主成分であり、黄色い色素成分のことで、活性酸素に対する抗酸化作用があるとされるポリフェノールの一種です。 ポリフェノールの仲間であるクルクミンは、体内の余分な活性酸素を消去して身体の酸化を防ぐといった抗酸化作用としての働き以外に、 肝臓の解毒機能などを助けて肝機能強化の働きをしたり、脂肪の消化・吸収に重要な役割を果たしている胆汁の分泌を促進するといったことがいわれています。 よく、「お酒などアルコール類をよく飲む人にはウコンが良い」と言われているのは、クルクミンには肝臓の機能を活発にし、アルコールの分解を促進する作用があるということが由縁のようです。 また、クルクミンは胆汁の分泌を促進するといった作用から、血中コレステロール値を下げる効果が期待できるともされており、高脂血症・高血圧・肥満など生活習慣病の予防にも効果的であるということも示唆されています。 |
クルクミンはレシチンを多く含む食品や油と一緒に摂取で吸収率アップ
クルクミンを多く含むウコンは、カレーなどの料理にスパイスとしても使われることが多く、ターメリックという洋名で認知度の高いスパイスです。 クルクミンは水に溶けずに油に溶ける成分ですので、油と一緒に摂取することで体内への吸収率が良くなるそうです。 また、豆腐や納豆といった大豆製品や卵黄など、レシチンを多く含む食品と一緒にとることでも消化吸収が良くなるとされています。 レシチンには本来なら溶け合わない水分と脂肪を混ぜ合わせる乳化作用があり、体内でのクルクミンの吸収を助ける働きがあるとのことです。 ただし、クルクミンを多く含むウコンであれ、栄養補助食品としてのサプリメントであれ、過剰に摂り過ぎると副作用として、肝臓に負担をかけ肝臓の機能を低下させてしまうので注意が必要です。 肝臓病・胆石などをはじめとする内臓の疾患を患っている人や、妊娠をされている妊婦さんなども、摂取に関して専門医の意見を参考にしたり相談なさってから摂るようにしたほうが安心だと思われます。 |
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