カテキン

カテキンは緑茶をはじめ、お茶に含まれる抗酸化作用があるポリフェノールの一種

カテキンを含む食品と効能・効果

カテキンは主に煎茶・番茶・玉露などに代表される緑茶をはじめ、お茶に含まれるお茶特有の苦味・渋味成分の元になるモノで、抗酸化作用があるとされるポリフェノールの一種です。

カテキンには活性酸素に対する抗酸化作用としての働きの他、悪玉コレステロールとして馴染みのあるLDLコレステロールの酸化も防ぎ、血管の疾患を予防することや、コレステロール値を正常値まで低下させる効果が期待できるとも言われているようです。

このようなカテキンの働きにより動脈硬化の進行を抑えて、脳梗塞などにつながる血栓症の予防に貢献する作用があるとされています。

また、高濃度のカテキンを長期間にわたり摂取していると体脂肪が低減されることや、アレルギーを抑えてアレルギー症状の一種であるかゆみや鼻づまりなどの症状を緩和する効果が確認されているともいわれています。

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カテキンを効率よく摂取するお茶の飲み方

緑茶に多く含まれていることで知られるカテキンなんですが、お茶っ葉(茶葉)を空気に触れる状態で保存していると、含まれるカテキンが酸化してしまうそうです。

そのため、お茶っ葉(茶葉)は密閉された容器に入れて、空気や湿気を避けるために冷暗所で保存しておくと、酸化を防ぎカテキンを多く含んだ状態で美味しく飲めるそうですよ。

それと、お茶を淹れる時のお湯の温度ですが、カテキンは高い温度で抽出されやすいらしいので、基本的に高めの温度のお湯で淹れることでカテキンをたくさん含んだお茶を飲むことができるそうです。

ただし、お茶の楽しみ方として目的がリラックス効果や、お茶の種類によって独自の旨味などを味わいたい時などは、やや低めの温度のお湯(50〜60℃ぐらい)で淹れたほうが好いそうです。

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健康食品に認証マーク
健康食品の消費拡大に伴い、厚生労働省は成分基準の新設や認証マークの導入検討など、安全性確保のための総合的な対策づくりに乗り出し、2007年度中に取りまとめる方針とのこと。
検討会では色々と議論され基準を設ける対象や具体的内容、基準を満たした商品に認証マークを付け、それ以外と区別することなどを検討する。
現在においては「特定保健用食品(トクホ)」として許可された製品だけは国が審査しているが、それ以外の製品は製造・販売業者の責任に委ねられている。


ポリフェノールと活性酸素の基礎知識

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