アントシアニン

アントシアニンはブルーベリーや紫サツマイモなどに多く含まれるポリフェノールの一種

アントシアニンを含む食品と効能・効果

アントシアニンはブルーベリーや紫サツマイモなどに多く含まれる色素で、抗酸化作用があるとされるポリフェノールの一種です。

アントシアニンには活性酸素に対する抗酸化作用として、活性酸素の生成を抑制し、血をサラサラにして血液循環をよくすることで動脈硬化や血栓症を防ぎ、心筋梗塞や脳卒中などに対する予防効果、はたまた肝機能を改善することが期待できると考えられています。

また、抗酸化作用の他にアントシアニンが私たちの身体に与える効果や働きとしては、眼の網膜にある「ロドプシン」という光の刺激を脳に伝える色素体の再合成を促進して、疲れ目の解消や視力改善の期待が持てるといわれたりしています。

アントシアニンはブルーベリーや紫サツマイモの他に、ぶどう・カシス・ブラックベリー・クランベリー・ラズベリー・ビルベリー・プルーン・アメリカンチェリー・赤キャベツ・なすび・小豆・黒豆・黒胡麻・赤シソなどにも含まれています。

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アントシアニンの含有量が多い「アヤムラサキイモ」

アントシアニンを多く含んでいるといわれるムラサキイモでは、「アヤムラサキイモ」がとても有名なんですが、

その「アヤムラサキイモ」、もともとは天然食品着色料の原料として開発された紫イモの品種なんだそうです。

そういったことから一般的な紫イモよりもアントシアニンを豊富に含んでいるので、アントシアニンといえばムラサキイモ、そしてムラサキイモの中でも、特に「アヤムラサキイモ」といった感じのことになっているのではないでしょうか・・・

アントシアニンはそもそも天然色素なので合成着色料と比較して安全性が高いことから、さまざまな加工食品の着色に利用されています。

ちなみに、アヤムラサキイモにはアントシアニンの他にも、食物繊維をはじめビタミンCやカルシウムなどが含まれているそうです。

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トランス脂肪
トランス脂肪(トランスファット)とは、植物性油(や魚油)を部分水素化という化学反応をさせてマーガリン、ショートニングなどを製造する過程で生じる、
”狂った脂肪酸”(異常で不健全な結合)、いわば「奇形油脂」のことであり、トランス脂肪を過剰に摂取すると、
血液中の悪玉コレステロールの増加と善玉コレステロールの減少を促進し、心臓病のリスクが高まるなどといわれています。
アメリカでは、米国医学学会の発表を受けて、全ての加工食品にトランスファット含有量の表示義務規制が2006年1月1日から実施されています。


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