ケルセチン

ケルセチンはタマネギ・リンゴなどに含まれている抗酸化作用があるとされるポリフェノールの一種

ケルセチンを含む食品と効能・効果

ケルセチンはタマネギ・リンゴ・ソバ・ブロッコリー・ホウレン草・ケール・パセリなどに含まれている黄色・赤色の褐色をした色素で、活性酸素に対する抗酸化作用があるとされるフラボノイド系のポリフェノールの一種です。

ポリフェノールの仲間であるケルセチンは、活性酸素に対する抗酸化作用としての働き以外に、花粉症の炎症を抑えるなどの効果が期待できると研究されておりアレルギー症状を抑制する作用や、

体内において脂肪の吸収を抑制する効果が強いだけでなく、脂肪の燃焼と脂肪を排出する作用を促進する働きをするため、コレステロール値が気になる場合やダイエットのサポート的な効果も期待できると言われています。

また、ケルセチンには血管壁や毛細血管の障害を抑制する働きがあり、血管を健康にして血圧を下げる効果や動脈硬化の予防などに期待が持たれています。

その他、ケルセチンには脳細胞の伝達物質を強化してくれるともいわれており、記憶障害の改善や認知症予防につながる可能性があると期待されています。

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タマネギはケルセチンのほか薬効成分を豊富に含有する野菜

ケルセチンを多く含むタマネギですが、ケルセチンのことを知らなくても、「ドロドロ血液をサラサラにして血栓を防ぐ」食品のひとつとして、タマネギをイメージされる方は多いのではないかと思います。

健康ブームによりさまざまな健康に関する番組などで、ちょくちょく採り上げられるので「タマネギ」イコール「血液サラサラ」といった感じで記憶されているのだと感じます。

タマネギにはケルセチンを含め薬効成分を豊富に含有している野菜だそうで、血液をサラサラにすることをはじめ健康面に関して薬効を期待するには、毎日食べ続けることが何より大切だとされています。

ちなみに、ケルセチンはタマネギ以外のモノにも含まれていますが、特にタマネギの食用部分より外皮に多く含まれるいることで知られており、

その部分のケルセチンやその他の成分も含有したサプリメントなどが、健康補助食品として販売されているようです。

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トランス脂肪
トランス脂肪(トランスファット)とは、植物性油(や魚油)を部分水素化という化学反応をさせてマーガリン、ショートニングなどを製造する過程で生じる、
”狂った脂肪酸”(異常で不健全な結合)、いわば「奇形油脂」のことであり、トランス脂肪を過剰に摂取すると、
血液中の悪玉コレステロールの増加と善玉コレステロールの減少を促進し、心臓病のリスクが高まるなどといわれています。
アメリカでは、米国医学学会の発表を受けて、全ての加工食品にトランスファット含有量の表示義務規制が2006年1月1日から実施されています。


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