カカオポリフェノール

カカオ・ポリフェノールは、チョコレートやココアなどの原材料であるカカオに含まれる抗酸化作用のある成分

カカオポリフェノールを含む食品と効能・効果

カカオ・ポリフェノールは、チョコレートやココアなどの原材料であるカカオに含まれている成分で、体内の余分な活性酸素を消去して、身体の酸化を防ぐといった抗酸化作用としての働きがあるといわれているポリフェノールの仲間です。

カカオ・ポリフェノールには、体内における「悪玉コレステロール」ともいわれる、LDLコレステロールが活性酸素によって酸化されることを抑制する働きがあるので、血管壁が痛んで弱り、血液の流れが滞る動脈硬化などの予防に貢献するといわれています。

また、過剰なお酒の飲み過ぎで起こるとされるアルコール性胃潰瘍は、活性酸素による胃壁の酸化が原因だとも言われていることから、

カカオ・ポリフェノールの抗酸化作用により、胃壁が酸化することを抑制し、その結果として胃潰瘍など胃の病気に対しても効果が期待できるとされているようです。

他にも動物実験では、心理的ストレスに対しても抵抗力が強まるといったことや、リラックス効果が確認されていたり、アトピー性皮膚炎や花粉症などといったアレルギーにも改善効果が期待できるという結果がみられるそうです。

イメージ1

チョコレートとニキビの関係

カカオ・ポリフェノールを含んでいるということで、健康面を意識してチョコレートをよく食べ始めだした人も多いのではないでしょうか?

で、チョコレートを食べ過ぎるとニキビが出来やすくなると、昔から見たり聞いたりすると思いますが、

その根拠として一般的に、糖分を多く含んでいる甘いものを食べ過ぎると、ビタミンB群が糖分の代謝に優先的に使われることとなり、

肌の皮脂量をコントロールする栄養素でもあるビタミンB群が消費され、皮脂分泌が過剰になり易くなり、その結果ニキビも出来やすくなったり、悪化しやすくなるといわれているようです。

ちなみに真偽のほどはわかりませんが、チョコレートを食べることとニキビの悪化とは無関係なことが、アメリカの大学の研究結果などで証明されているそうです。

イメージ2

トランス脂肪
トランス脂肪(トランスファット)とは、植物性油(や魚油)を部分水素化という化学反応をさせてマーガリン、ショートニングなどを製造する過程で生じる、
”狂った脂肪酸”(異常で不健全な結合)、いわば「奇形油脂」のことであり、トランス脂肪を過剰に摂取すると、
血液中の悪玉コレステロールの増加と善玉コレステロールの減少を促進し、心臓病のリスクが高まるなどといわれています。
アメリカでは、米国医学学会の発表を受けて、全ての加工食品にトランスファット含有量の表示義務規制が2006年1月1日から実施されています。


ポリフェノールと活性酸素の基礎知識

ポリフェノールの種類・仲間と効能・効果