超音波内視鏡(EUS)検査

先端に超音波端子のついた特殊な内視鏡などを用いて調べる検査。

超音波内視鏡検査とは

超音波内視鏡(EUS)検査とは先端に超音波端子のついた特殊な内視鏡、もしくは内視鏡から超音波プローブという細い機材を挿入して、胃や大腸の腫瘍の大きさや深さなどを調べる検査のことで、胆嚢や膵臓領域の精密検査としても用いられます。

胆管、胆嚢および膵臓を胃壁あるいは十二指腸を通して病変を精密に調べることができるそうです。

超音波内視鏡(EUS)検査では、消化管(胃、十二指腸、大腸、膵臓、胆道)及びその周囲の臓器を観察することができ、粘膜下の状態も調べることができるため、ガンの深達度を調べるときに役立つとのこと。

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超音波内視鏡検査の長所

超音波内視鏡(EUS)検査は、腫瘍性病変の拡がり(癌の深さやリンパ節転移がないかなど)を正確に診断することが可能なだけでなく、先に述べたように直接内視鏡を挿入できないような器官(胆嚢、胆管、膵臓)に対しての診断にも力を発揮してくれるといった長所があります。

しかし、検査装置が比較的大きな総合病院や大学病院などでしか設置されていないようですし、検査には医師の熟練した技術が必要といった、患者さんにとってはネックとなる要素もあります。

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隠れ糖尿病
通常の健康診断では見抜くことができないと言われている新しいタイプの糖尿病である「隠れ糖尿病」というのが話題になっているそうです。
隠れ糖尿病の特徴は、空腹時の血糖値は正常なのに、食後に特殊な検査をすると血糖値が糖尿病患者なみの数値まで跳ね上がるとのことです。
日本人の場合、空腹時の血糖値が正常な人のおよそ3割がこの体質を持つという研究まであるらしく、空腹時の血糖値だけではなく、食後の血糖値の急上昇にも注意が必要だと言われ始めています。



【すい臓関連ニュース&トピックス】

ガンの進行度を示すものに「病期(ステージ)」というものがあるということをご存知の方も多いと思われますが、この病期の分類はガンの種類によって異なってきます。

すい臓がんの病期(ステージ)の診断としては、日本膵臓学会の規約による分類もしくは国際的な分類であるUICC分類のどちらかが用いられています。

分類の内容が多少異なるものの、最も早期であるとされる「ステージI」に関してはどちらの場合も、リンパ節への移転がないということと、ガンの大きさが2cm以下で膵臓内にとどまっているといった場合に該当します。

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