超音波内視鏡(EUS)検査
先端に超音波端子のついた特殊な内視鏡などを用いて調べる検査。
超音波内視鏡検査とは
超音波内視鏡(EUS)検査とは先端に超音波端子のついた特殊な内視鏡、もしくは内視鏡から超音波プローブという細い機材を挿入して、胃や大腸の腫瘍の大きさや深さなどを調べる検査のことで、胆嚢や膵臓領域の精密検査としても用いられます。 胆管、胆嚢および膵臓を胃壁あるいは十二指腸を通して病変を精密に調べることができるそうです。 超音波内視鏡(EUS)検査では、消化管(胃、十二指腸、大腸、膵臓、胆道)及びその周囲の臓器を観察することができ、粘膜下の状態も調べることができるため、ガンの深達度を調べるときに役立つとのこと。 |
超音波内視鏡検査の長所
超音波内視鏡(EUS)検査は、腫瘍性病変の拡がり(癌の深さやリンパ節転移がないかなど)を正確に診断することが可能なだけでなく、先に述べたように直接内視鏡を挿入できないような器官(胆嚢、胆管、膵臓)に対しての診断にも力を発揮してくれるといった長所があります。 しかし、検査装置が比較的大きな総合病院や大学病院などでしか設置されていないようですし、検査には医師の熟練した技術が必要といった、患者さんにとってはネックとなる要素もあります。 |
ファイトケミカルス |
【すい臓関連ニュース&トピックス】
すい臓がんに関する危険因子としては、糖尿病、慢性膵炎、喫煙、飲酒などいろいろあるとされているのですが、近年では近親者にすい臓がんを発症した人が居るかどうかという「家族歴」も重要なリスクファクターとして考えられています。
ある統計データによると、すい臓がんの罹患者が近親者に1人いると発症リスクが2倍になり、近親者に2人罹患者がいた場合となると6倍にも発症リスクが高くなるとされています。
あくまでも統計ですので、全ての人に該当するかとは言い切れませんが、近親者に居られたという方であれば、特に意識しておくに越した事はないと思います。