グルカゴン

すい臓(膵臓)のランゲルハルス島にあるα細胞から分泌されるホルモン。

グルカゴンとは

グルカゴンとは、インスリン(インシュリン)と同じく、すい臓(膵臓)から分泌される血糖値を調整するホルモンのことです。

インスリンと同じく血糖値を調整するホルモンなのですが、インスリンが血糖値を上昇し過ぎないよう調節する働きをするのに対して、

グルカゴンのほうは反対に、血糖値が下がって糖を必要とするようになったときに肝細胞に作用して、グリコーゲンの分解を促進するというふうに、血糖を上昇させるホルモンです。

グルカゴンは膵臓ランゲルハンス島のA細胞(α細胞)で生合成、分泌されます。

イメージ1

糖尿病と低血糖

糖尿病という病気は、インスリンの分泌量や働きそのものが悪くなるため高血糖状態が続くので、それを治療するには血糖を下げる飲み薬やインスリン注射を使うこととなります。

しかしながら薬やインスリン注射が効き過ぎて血糖が下がり過ぎるといったこともありえるので、糖尿病の治療を実施している際には低血糖に注意しなければならないこととなります。

低血糖の症状としては、運動もしていないのに汗が出だしたり、手足のふるえ、動悸、空腹感、不安感、脱力感、吐きけ、眠気などといったことが生じたり、他の持病を持ち合せている人では急な意識障害を起こす場合もあります。

イメージ2

ドロドロ血液
血液サラサラとか血液ドロドロなどとよく見聞きしますが、極端な場合を除けばドロドロよりはサラサラにこしたことはないというのは言うまでもありません。
血液がドロドロになっていたり、血管がボロボロになっていると血管が詰まり、脳や心臓の病気になりやすいのですから要注意ということです。
血液をドロドロにする原因としてはいろんな要因が挙げられますが、「水分補給不足」「脂っこいものや味の濃いものをよく食べる」「過激な運動」などの習慣も大きな要因となります。



【すい臓関連ニュース&トピックス】

すい臓がんに関する危険因子としては、糖尿病、慢性膵炎、喫煙、飲酒などいろいろあるとされているのですが、近年では近親者にすい臓がんを発症した人が居るかどうかという「家族歴」も重要なリスクファクターとして考えられています。

ある統計データによると、すい臓がんの罹患者が近親者に1人いると発症リスクが2倍になり、近親者に2人罹患者がいた場合となると6倍にも発症リスクが高くなるとされています。

あくまでも統計ですので、全ての人に該当するかとは言い切れませんが、近親者に居られたという方であれば、特に意識しておくに越した事はないと思います。

すい臓(膵臓)関連用語の項目タイトル

すい臓(膵臓)カテゴリー別記事一覧