PET検査
脳や心臓など臓器の働きを断層画像として捉え、病気の原因や病状を的確に診断する検査法。
PET検査とは
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PET(ペット)検査とは、「ポジトロン断層撮影法」のことで、 X線CTのような装置で、脳や心臓など臓器の働きを断層画像としてとらえ、病気の原因や病状を的確に診断する検査法です。 PET検査では、ポジトロン(陽電子)を放出する薬剤を被検者に投与し、薬剤が体の中を移動して、心臓や脳などからだのいろいろなところに集まる様子を、体の外から「PET装置」で撮影します。 投与された薬剤の分布や体内動態を追跡することによって、血流、代謝、神経受容体など、臓器のはたらきを見ることができます。 また検査の目的に合わせて薬剤を選ぶことにより、脳や心臓、ガンなどの診断ができるのです。 |
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PET検査の費用
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PET検査では健康保険の保険適用となる疾患があり、それ以外の場合は自由診療となるので全額負担となります。 保険適用となる疾患は脳腫瘍、肺癌、乳癌、食道癌、膵癌などの15項目あり、それら適応症の要件範囲を満たす患者さんに対してのみ保険適用での検査となります。 一般的なPET検査の費用としては、健康保健適用で3割負担の人の場合であれば、約30,000円前後といった医療機関が多いようです。 |
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ファイトケミカルス |
【すい臓関連ニュース&トピックス】
厚生労働省が公表している2009年度の「がんの部位別にみた死亡数」という統計によると、すい臓がんは男性の場合でがん死因の第5位となっており、女性の場合でがん死因の第4位になっています。
ちなみに、男性の場合の1位は肺がんが最も多くて、次いで胃がん、大腸がんという順番になっており、女性の場合は大腸がんが1位となっており、肺がん、胃がんという順番になっています。
医療の進歩が進んでいるとはいえ、まだまだ癌を原因とした死亡率は高く、やはりよく言われている早期発見・早期治療が重要なポイントであることに変わりはないようです。