アミラーゼ
すい臓(膵臓)から分泌される膵液や唾液に含まれる消化酵素。
アミラーゼとは
アミラーゼは、でんぷんなどの糖類を分解する膵液や唾液に含まれる消化酵素のことで、主に膵臓、唾液腺から分泌されます。 すい臓(膵臓)疾患や唾液腺疾患の診断を目的に検査されます。 すい臓(膵臓)に何らかの障害がおこると膵臓の細胞が破壊されて、血液や尿の中にアミラーゼが漏れ出てきます。 基本的に膵臓に炎症がある場合や膵管の通りが悪くなった場合に高い数値を示すといわれますが、慢性膵炎の末期には基準値より低い数値を示すといわれています。 |
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高アミラーゼ血症
血液中のアミラーゼが基準とされている数値より高い場合には「高アミラーゼ血症」と診断されるのですが、血清アミラーゼを測定する検査方法というものは幾つかの方法があり、測定方法の違いにより基準値や正常値とされている数値が異なります。 また、血清アミラーゼの数値が高い場合において、その原因が膵臓由来のものか唾液腺由来のものかといった違いがあり、それをハッキリさせるためには「アミラーゼ・アイソザイム検査」の検査を行うことが必要です。 |
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男性型脱毛症(AGA) |
【すい臓関連ニュース&トピックス】
女性の乳がんに対する撲滅運動として「ピンクリボン・キャンペーン」というものがあり、最近ではよくさまざまな媒体で見聞きする事が増えましたが、最近はすい臓がんに関する同じような運動があり、「パープルリボン・キャンペーン」と呼ばれています。
ガンの種類の中でも胃がんや肺がん、大腸がんといったものは罹患率も高い事ことから、何かと話題に取り上げられる事も多いので認知度が高いのですが、すい臓がんに関してはまだまだ世間一般に広く知られているとは言い難い現状にあります。
しかしながら、患者さんが年々増加傾向にあることや早期発見が難しく難治性の癌であるということから、このような啓蒙活動により少しでも多くの人にこのガンが認知されることはひじょうに有意義なことであると思います。