腫瘍マーカー

がん細胞が体内にあることを示す目印(マーカー)となる物質の総称。

腫瘍マーカーとは

腫瘍マーカーとは体内にがん細胞があるときに異常値を示す物質で、いわば、がん細胞が体内にあることを示す目印(マーカー)です。

もう少し述べると、癌細胞が作る物質、または癌細胞と反応して生体側が作る物質のうち、血液や尿などを検査することによって、ガンの診断または治療の目印として役立つものが腫瘍マーカーといわれています。

ただし、癌の診断や治療の手助けになりますが、多くの腫瘍マーカーは癌に関係なく増えるなど不確実な点もあり、腫瘍マーカーのみで確実な診断をすることはできないとされています。

また、ガンの種類により対象とされる腫瘍マーカーの種類も異なってきます。

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がん研究

がん細胞やガン治療に関する研究はいろいろと行われており、新しい発見や治療効果などに期待が持てる開発が発表されています。

最近のニュースでも愛知医科大では、がん細胞の増殖に重要な働きをするタンパク質を突き止めていますし、大阪府立成人病センターが肝臓がんの手術中にがん細胞だけを光らせる新しい方法を開発したりと、医学の世界は明らかに進歩していってます。

現在はまだガンに対して大きな脅威を感じるといった感覚が当たり前ですが、その脅威を少しずつでも縮小してくれる発見が近い将来に判明されることと思います。

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ドロドロ血液
血液サラサラとか血液ドロドロなどとよく見聞きしますが、極端な場合を除けばドロドロよりはサラサラにこしたことはないというのは言うまでもありません。
血液がドロドロになっていたり、血管がボロボロになっていると血管が詰まり、脳や心臓の病気になりやすいのですから要注意ということです。
血液をドロドロにする原因としてはいろんな要因が挙げられますが、「水分補給不足」「脂っこいものや味の濃いものをよく食べる」「過激な運動」などの習慣も大きな要因となります。



【すい臓関連ニュース&トピックス】

すい臓がんというのはガンの中でもひじょうに治療が困難であるとされているのですが、先だって抗がん剤の効果を高める新たな治療法というものが開発されたそうで、すい臓がんに対しても効果が期待できるということらしいです。

その治療法というのは、がん細胞がある周辺の血管を再生するというもので、がん細胞周辺の血管の機能が正常化することで抗がん剤が運ばれやすくなり、その結果として抗がん剤の効き目が得やすくなるとのことです。

まだマウスでの研究結果なので、更なる臨床試験などが必要だと思われますが、大いに期待できる治療法と言えるのではないでしょうか。

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