ERCP(内視鏡的逆行性膵管造影)

ERCP(内視鏡的逆行性膵管造影)は内視鏡で胆管と膵管を直接造影する方法。

ERCP(内視鏡的逆行性膵管造影)とは

すい臓がん(膵臓癌)の確定診断を行うためには、ERCP(内視鏡的逆行性膵管造影)を行い、 膵内の膵管に直接細いチューブを挿入し、膵臓がんによって生じる膵管の変化を調べます。

その際に、膵液を採取し、がん細胞があるかを検査し、ここでがん細胞が見つかれば、膵臓がんであることを確定診断できます。

しかし、膵臓がんがあったとしても細胞を採取できない場合があり、膵臓がんを強く疑う場合は時間をおいて、他の腫瘍マーカーや画像検査を組み合わせながらERCPを行います。

このような検査をおこなっても膵がんの確定診断が行えない場合もあり、画像検査等で限りなく膵臓がんを疑う場合は、開腹して直接膵臓を調べ、組織を採取する場合もあるそうです。

イメージ1

ERCPの患者への負担

ERCP(内視鏡的逆行性膵管造影)は、すい贈にある小さな癌を見つける可能性が高い精密検査法であるのに違いはありませんが、患者さんの健康状態によっては検査そのものがかなりの負担になるものと思われます。

また、検査を行う専門医の技量というものも患者さんにかかる負担に大きく影響すると言われているので、実際に探し当てるのはなかなか簡単なことではないかもしれませんが、経験の豊富な専門医がいる病院を選んぶことも重要なようです。

イメージ2

トランス脂肪
トランス脂肪(トランスファット)とは、植物性油(や魚油)を部分水素化という化学反応をさせてマーガリン、ショートニングなどを製造する過程で生じる、
”狂った脂肪酸”(異常で不健全な結合)、いわば「奇形油脂」のことであり、トランス脂肪を過剰に摂取すると、
血液中の悪玉コレステロールの増加と善玉コレステロールの減少を促進し、心臓病のリスクが高まるなどといわれています。
アメリカでは、米国医学学会の発表を受けて、全ての加工食品にトランスファット含有量の表示義務規制が2006年1月1日から実施されています。



【すい臓関連ニュース&トピックス】

すい臓がんを発症するリスク要因としては、糖尿病や慢性すい炎などの他にもあるようで、「喫煙」や「飲酒」も発症リスクと考えられており、特に喫煙はその他の種類の癌と同様に大きな危険因子となるようです。

全く喫煙しない人と比較して喫煙本数の多い人では、すい臓がんの発症が2倍以上多くなるといった統計結果もあるので、すい臓がんに関してだけでなく健康全般のことを考えたうえでも、やはり喫煙は避けるべきだと思われます。

あくまでも統計上の数値と言えばそれまでですが、リスク要因の中でも大きなものの一つといえるのは間違いないのではないでしょうか。

すい臓(膵臓)関連用語の項目タイトル

すい臓(膵臓)カテゴリー別記事一覧