ERCP(内視鏡的逆行性膵管造影)

ERCP(内視鏡的逆行性膵管造影)は内視鏡で胆管と膵管を直接造影する方法。

ERCP(内視鏡的逆行性膵管造影)とは

すい臓がん(膵臓癌)の確定診断を行うためには、ERCP(内視鏡的逆行性膵管造影)を行い、 膵内の膵管に直接細いチューブを挿入し、膵臓がんによって生じる膵管の変化を調べます。

その際に、膵液を採取し、がん細胞があるかを検査し、ここでがん細胞が見つかれば、膵臓がんであることを確定診断できます。

しかし、膵臓がんがあったとしても細胞を採取できない場合があり、膵臓がんを強く疑う場合は時間をおいて、他の腫瘍マーカーや画像検査を組み合わせながらERCPを行います。

このような検査をおこなっても膵がんの確定診断が行えない場合もあり、画像検査等で限りなく膵臓がんを疑う場合は、開腹して直接膵臓を調べ、組織を採取する場合もあるそうです。

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ERCPの患者への負担

ERCP(内視鏡的逆行性膵管造影)は、すい贈にある小さな癌を見つける可能性が高い精密検査法であるのに違いはありませんが、患者さんの健康状態によっては検査そのものがかなりの負担になるものと思われます。

また、検査を行う専門医の技量というものも患者さんにかかる負担に大きく影響すると言われているので、実際に探し当てるのはなかなか簡単なことではないかもしれませんが、経験の豊富な専門医がいる病院を選んぶことも重要なようです。

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ファイトケミカルス
一般的にビタミン、ミネラルなどの栄養素は、 それぞれ単独では機能せず、他の栄養素の助けを借りることができてこそ機能し始めるとされており、こういう働きを相互作用といいます。
天然成分には、合成成分には無い微量栄養素も一緒に含まれているのですが、このような植物に含まれる栄養価をもった微量栄養素のことを、
「植物化学栄養素(ファイトケミカルス)」と呼びます。
ビタミン、ミネラルなどの栄養素は、この微量栄養素(ファイトケミカルス)の相乗効果で体内の於いてより吸収率を高めてくれるのです。



【すい臓関連ニュース&トピックス】

女性の乳がんに対する撲滅運動として「ピンクリボン・キャンペーン」というものがあり、最近ではよくさまざまな媒体で見聞きする事が増えましたが、最近はすい臓がんに関する同じような運動があり、「パープルリボン・キャンペーン」と呼ばれています。

ガンの種類の中でも胃がんや肺がん、大腸がんといったものは罹患率も高い事ことから、何かと話題に取り上げられる事も多いので認知度が高いのですが、すい臓がんに関してはまだまだ世間一般に広く知られているとは言い難い現状にあります。

しかしながら、患者さんが年々増加傾向にあることや早期発見が難しく難治性の癌であるということから、このような啓蒙活動により少しでも多くの人にこのガンが認知されることはひじょうに有意義なことであると思います。

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