慢性膵炎の検査と診断

血液検査・尿検査・腹部X腺検査・超音波検査(エコー検査)・CT検査・その他

慢性膵炎の検査

慢性すい炎(慢性膵炎)の検査には、血液・尿・腹部X腺検査・超音波検査(エコー検査)・CT検査・その他があります。

血液検査の診断としては、 血液中の膵酵素(アミラーゼやリパーゼなど)の値を測定しますが、それら膵酵素の数値の変動も症状と必ずしも一致せず、

診断のきっかけとはなりますが、確診できるほどのものではないとのことです。

慢性膵炎の画像診断としては、超音波やCTなどを用いて膵臓の線維化や膵石の有無を調べますが、画像診断で異常が見つかった時には病態は既にかなり進行している場合が多いといわれています。

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慢性膵炎の診断

慢性膵炎であるかの診断基準というものが日本膵臓学会によって作成されており、

その慢性膵炎臨床診断基準では、慢性膵炎であるかを診断の確かさの程度により、確診例、準確診例、疑診例の3つに分類しています。

慢性膵炎の早期には膵臓の形や機能に異常が少ないので、早期の慢性膵炎の診断はなかなか困難で、臨床診断基準ではある程度進行したものしか診断できないという問題があるといわれています。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

つい最近、唾液(だえき)を検査するだけで3種類の癌を発見することができるという画期的とも言える技術が開発されたということが発表され、ひじょうに注目と期待を集めています。

今回開発された技術というのは、採取した唾液に含まれる物質を特殊な装置により解析することで、すい贈がん、乳がん、口腔がんという3種類の癌のいずれかを発症している患者さん特有の物質を見分ける事が可能ということです。

この技術のスゴいところは、唾液を採取するのみという事で患者さんへの負担が極めて少ないという事と発見率にあり、最も低い発見率である口腔がんでさえ80%の確率で、乳がんでは95%、そしてすい贈がんの場合では何と99%の確率で発見することが可能ということです。


トランス脂肪
トランス脂肪(トランスファット)とは、植物性油(や魚油)を部分水素化という化学反応をさせてマーガリン、ショートニングなどを製造する過程で生じる、
”狂った脂肪酸”(異常で不健全な結合)、いわば「奇形油脂」のことであり、トランス脂肪を過剰に摂取すると、
血液中の悪玉コレステロールの増加と善玉コレステロールの減少を促進し、心臓病のリスクが高まるなどといわれています。
アメリカでは、米国医学学会の発表を受けて、全ての加工食品にトランスファット含有量の表示義務規制が2006年1月1日から実施されています。


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