慢性膵炎の検査と診断
血液検査・尿検査・腹部X腺検査・超音波検査(エコー検査)・CT検査・その他
慢性膵炎の検査
慢性すい炎(慢性膵炎)の検査には、血液・尿・腹部X腺検査・超音波検査(エコー検査)・CT検査・その他があります。 血液検査の診断としては、 血液中の膵酵素(アミラーゼやリパーゼなど)の値を測定しますが、それら膵酵素の数値の変動も症状と必ずしも一致せず、 診断のきっかけとはなりますが、確診できるほどのものではないとのことです。 慢性膵炎の画像診断としては、超音波やCTなどを用いて膵臓の線維化や膵石の有無を調べますが、画像診断で異常が見つかった時には病態は既にかなり進行している場合が多いといわれています。 |
慢性膵炎の診断
慢性膵炎であるかの診断基準というものが日本膵臓学会によって作成されており、 その慢性膵炎臨床診断基準では、慢性膵炎であるかを診断の確かさの程度により、確診例、準確診例、疑診例の3つに分類しています。 慢性膵炎の早期には膵臓の形や機能に異常が少ないので、早期の慢性膵炎の診断はなかなか困難で、臨床診断基準ではある程度進行したものしか診断できないという問題があるといわれています。 |
【すい臓関連ニュース&トピックス】
すい臓がんに関する危険因子としては、糖尿病、慢性膵炎、喫煙、飲酒などいろいろあるとされているのですが、近年では近親者にすい臓がんを発症した人が居るかどうかという「家族歴」も重要なリスクファクターとして考えられています。
ある統計データによると、すい臓がんの罹患者が近親者に1人いると発症リスクが2倍になり、近親者に2人罹患者がいた場合となると6倍にも発症リスクが高くなるとされています。
あくまでも統計ですので、全ての人に該当するかとは言い切れませんが、近親者に居られたという方であれば、特に意識しておくに越した事はないと思います。
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