急性すい炎(急性膵炎)
すい臓の炎症が短期間で急激に起こる状態が「急性すい炎(急性膵炎)」です。
急性すい炎の仕組み
膵臓には、食べ物の消化に欠かせない酵素を作って送り出す重要な役割があり、この消化酵素は、膵臓から膵液として十二指腸へと送られて初めて酵素として働く仕組みになっています。 膵液が大量に分泌したり膵臓の出口がふさがれたりすると、膵液がスムーズに流れなくなって、酵素が膵臓の中で働いてしまい、膵臓自体を消化する場合に炎症が起こります。 この炎症が短期間で急激に起こる状態が「急性すい炎(急性膵炎)」です。 |
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急性すい炎になる原因
急性すい炎になる原因としては、胆石症やアルコールの長期摂取や過剰摂取によるものが、半数を占めるといわれています。 発病の引き金として胆石症が多い原因としては、胆石が膵臓の出口を塞ぎ、膵液の流れを妨げたり、胆石症によって胆汁が膵管に逆流すると膵管の粘膜を破壊してすい炎が起こるのです。 また、アルコールを大量に飲むことで、すい臓が過剰に刺激を起こすためや、食生活の欧米化にともなった高脂血症、薬剤の投与による影響や、事故による直接的なすい臓の損傷、それと原因の判明しない突発性などが考えられます。 これらの原因によって結果的にすい臓の消化酵素がすい臓内で作用し、急速に自らのすい臓を消化してしまうことが発病の引き金と考えられています。 |
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【すい臓関連ニュース&トピックス】
すい臓がんは癌がある程度まで進行するまで特徴的な自覚症状が特にないということと、すい臓という臓器のある場所が胃の後ろ側といったことから早期発見が困難であると言われていて、診断時点においては既に他の器官に転移してしまっているケースがかなり多いようです。
そのように転移している場合に多くみられるのが、「リンパ節」「肝臓」「肺」といった部分であるということから、癌の進行度を判断するためにもこれらの器官へ転移しているかどうかの診断が行われます。
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