慢性すい炎(慢性膵炎)

慢性すい炎(慢性膵炎)は、最終的には膵臓の本来の働きが失われる恐い病気です。

慢性すい炎とは

慢性すい炎(慢性膵炎)は、膵臓のあちこちに炎症が長期間にわたって繰り返し起こることによって徐々にすい臓の組織が破壊され、すい臓が線維化して固くなり、最終的には膵臓の本来の働きが失われる恐い病気です。

ごく小さな軽症の急性すい炎が発症しては治る、というのを繰り返しています。

このような状態が長期間にわたって慢性的に続いている症状のことを「慢性すい炎(慢性膵炎)」といいます。

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慢性すい炎と糖尿病

慢性すい炎になり、すい臓(膵臓)の働きが弱まると、

すい臓の役割のひとつであるホルモンの分泌機能が低下し、 他の臓器や器官に悪影響を及ぼし、合併症として別の病気を引き起すケースがあります。

慢性すい炎がキッカケとなり引き起こす合併症の中でもひじょうに怖いのが、「日本人の国民病」と呼ばれる有名な病気、糖尿病です。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

ガンの進行度を示すものに「病期(ステージ)」というものがあるということをご存知の方も多いと思われますが、この病期の分類はガンの種類によって異なってきます。

すい臓がんの病期(ステージ)の診断としては、日本膵臓学会の規約による分類もしくは国際的な分類であるUICC分類のどちらかが用いられています。

分類の内容が多少異なるものの、最も早期であるとされる「ステージI」に関してはどちらの場合も、リンパ節への移転がないということと、ガンの大きさが2cm以下で膵臓内にとどまっているといった場合に該当します。


トランス脂肪
トランス脂肪(トランスファット)とは、植物性油(や魚油)を部分水素化という化学反応をさせてマーガリン、ショートニングなどを製造する過程で生じる、
”狂った脂肪酸”(異常で不健全な結合)、いわば「奇形油脂」のことであり、トランス脂肪を過剰に摂取すると、
血液中の悪玉コレステロールの増加と善玉コレステロールの減少を促進し、心臓病のリスクが高まるなどといわれています。
アメリカでは、米国医学学会の発表を受けて、全ての加工食品にトランスファット含有量の表示義務規制が2006年1月1日から実施されています。


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