慢性膵炎になる原因

慢性すい炎(慢性膵炎)になる原因の半分以上がアルコール性であるといわれています。

アルコールの過剰摂取

慢性すい炎(慢性膵炎)になる原因として、飲酒や食生活などが関わってくる他、胆石症の人に多く見られるともいわれています。

そんな原因の中でも、慢性すい炎の半分以上がアルコール性であるといわれています。

アルコールの過剰摂取の他にも脂肪の多い食事の摂り過ぎ(いわゆる欧米食化)や長期間にわたる継続した疲労やストレスなどもあげられます。

また、約3割の患者は原因が不明なケースもあるようで、「特発性慢性膵炎」と呼ばれているそうです。

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慢性膵炎の男女での原因差

慢性すい炎(慢性膵炎)は以前、男性に非常に多い病気だったらしいのですが、近年は女性の患者さんの増加が目立ってきているとのことです。

慢性すい炎の原因を男女別でみてみると、男性の方がアルコール性で6割強を占めるのに対し、女性では特発性が約6割と最も多く、男女での原因差が明らかです。

男性に多く見られる多量のアルコール摂取が原因となっている慢性すい炎に対しては、まずは何より禁酒を心がけるなどの生活習慣を見直すことが最低限の改善策といえるようです。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

癌という病気に関してはよく「5年生存率」というものがいわれるのですが、これは治療後に癌が完治したかどうかを判断するひとつの目安として用いられているわけですが、当然の事ながら癌の種類によって変わってきますし、同じ癌であっても治療を開始した時点でどの程度進行していたかによっても異なります。

そこで、癌の種類(部位による違い)での生存率を統計的にみてみると、すい臓がんというのは5年生存率が極めて低く、このことからもいかに厄介な病気であるかが窺い知れると思います。

30数年前頃では同じように5年生存率が低かった肝臓がんや肺がんが、その後改善されて向上傾向にあるのに対して、すい臓がんは現在に至っても全くの横ばい状態といえる推移しか示していないといったデータもあり難治性がんの代表といえるのですが、あくまでも相対的な統計であり、医療機関の違いや発見時の進行度によっても差があるので、全く光明がないというワケではないと思われます。


隠れ糖尿病
通常の健康診断では見抜くことができないと言われている新しいタイプの糖尿病である「隠れ糖尿病」というのが話題になっているそうです。
隠れ糖尿病の特徴は、空腹時の血糖値は正常なのに、食後に特殊な検査をすると血糖値が糖尿病患者なみの数値まで跳ね上がるとのことです。
日本人の場合、空腹時の血糖値が正常な人のおよそ3割がこの体質を持つという研究まであるらしく、空腹時の血糖値だけではなく、食後の血糖値の急上昇にも注意が必要だと言われ始めています。


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