急性すい炎の治療法

急性すい炎は重症の場合を除けば、絶飲・絶食・抗生物質の投与などの内科的な治療が可能。

急性すい炎の治療法;絶飲・絶食

急性すい炎は重症の場合を除けば、ほとんどが内科的な治療が可能だそうです。

すい炎(膵炎)は膵臓が分泌した消化酵素によって自らの細胞を壊すことが原因なので、まず消化酵素の分泌を抑えるために口から水分や食物を摂取しないで、すい臓を安静に保つことだそうです。

軽症の場合で2日間、重症の場合では4〜7日間ぐらいが目安だそうですが、嘔吐や絶食により脱水症状になるのを防ぐために、高カロリー液を点滴します。

食事を開始するときは低脂肪・低タンパクの流動食から始め、少しずつ脂肪・タンパクの量と総カロリー量を増やしていき、約4週間で常食にしてくパターンが一般的とされているとのこと。

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急性すい炎の治療法;抗生物質など

すい臓の組織内などで消化酵素が作用しているのを抑える膵酵素阻害剤や、

胃液が十二指腸へ流入する刺激ですい臓の消化酵素が合成し分泌されるので、胃液の流入を抑えるために、胃酸分泌抑制剤などの投与がおこなわれます。

また、炎症を起こしているすい臓(膵臓)の組織からの細菌感染を防ぐ抗生物質などが投与されます。

重症の場合の治療としては、血液透析や外科的手術が行われることもあります。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

ガンの進行度を示すものに「病期(ステージ)」というものがあるということをご存知の方も多いと思われますが、この病期の分類はガンの種類によって異なってきます。

すい臓がんの病期(ステージ)の診断としては、日本膵臓学会の規約による分類もしくは国際的な分類であるUICC分類のどちらかが用いられています。

分類の内容が多少異なるものの、最も早期であるとされる「ステージI」に関してはどちらの場合も、リンパ節への移転がないということと、ガンの大きさが2cm以下で膵臓内にとどまっているといった場合に該当します。


隠れ糖尿病
通常の健康診断では見抜くことができないと言われている新しいタイプの糖尿病である「隠れ糖尿病」というのが話題になっているそうです。
隠れ糖尿病の特徴は、空腹時の血糖値は正常なのに、食後に特殊な検査をすると血糖値が糖尿病患者なみの数値まで跳ね上がるとのことです。
日本人の場合、空腹時の血糖値が正常な人のおよそ3割がこの体質を持つという研究まであるらしく、空腹時の血糖値だけではなく、食後の血糖値の急上昇にも注意が必要だと言われ始めています。


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