急性すい炎の治療法

急性すい炎は重症の場合を除けば、絶飲・絶食・抗生物質の投与などの内科的な治療が可能。

急性すい炎の治療法;絶飲・絶食

急性すい炎は重症の場合を除けば、ほとんどが内科的な治療が可能だそうです。

すい炎(膵炎)は膵臓が分泌した消化酵素によって自らの細胞を壊すことが原因なので、まず消化酵素の分泌を抑えるために口から水分や食物を摂取しないで、すい臓を安静に保つことだそうです。

軽症の場合で2日間、重症の場合では4〜7日間ぐらいが目安だそうですが、嘔吐や絶食により脱水症状になるのを防ぐために、高カロリー液を点滴します。

食事を開始するときは低脂肪・低タンパクの流動食から始め、少しずつ脂肪・タンパクの量と総カロリー量を増やしていき、約4週間で常食にしてくパターンが一般的とされているとのこと。

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急性すい炎の治療法;抗生物質など

すい臓の組織内などで消化酵素が作用しているのを抑える膵酵素阻害剤や、

胃液が十二指腸へ流入する刺激ですい臓の消化酵素が合成し分泌されるので、胃液の流入を抑えるために、胃酸分泌抑制剤などの投与がおこなわれます。

また、炎症を起こしているすい臓(膵臓)の組織からの細菌感染を防ぐ抗生物質などが投与されます。

重症の場合の治療としては、血液透析や外科的手術が行われることもあります。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

癌という病気に関してはよく「5年生存率」というものがいわれるのですが、これは治療後に癌が完治したかどうかを判断するひとつの目安として用いられているわけですが、当然の事ながら癌の種類によって変わってきますし、同じ癌であっても治療を開始した時点でどの程度進行していたかによっても異なります。

そこで、癌の種類(部位による違い)での生存率を統計的にみてみると、すい臓がんというのは5年生存率が極めて低く、このことからもいかに厄介な病気であるかが窺い知れると思います。

30数年前頃では同じように5年生存率が低かった肝臓がんや肺がんが、その後改善されて向上傾向にあるのに対して、すい臓がんは現在に至っても全くの横ばい状態といえる推移しか示していないといったデータもあり難治性がんの代表といえるのですが、あくまでも相対的な統計であり、医療機関の違いや発見時の進行度によっても差があるので、全く光明がないというワケではないと思われます。


美容外科ならぬ美容内科
メスを使う美容整形や美容外科とは一線を画し、内科医の立場から美容を含めた診察・治療を行う「美容内科」という“美容ジャンル”が少し前からあるようです。
美容業界ではアンチエイジング(抗加齢治療)や体内毒素を排出するデトックスなど、最近よく耳にする美容関連キーワードに共通するのは「体内から美しく健康に」という考え方が主流のようで、
今まで主流であった整形外科医ではなく内科医の先生が開業した、肥満や美容対策を専門としたクリニックにも人気が定着してきているそうです。


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