慢性膵炎の代償期・非代償期
慢性膵炎に対して治療をすれば十分膵臓の機能が維持できる代償期と機能障害が顕在化する非代償期。
慢性すい炎の代償期
慢性膵炎の代償期とは、治療をすれば十分膵臓の機能が維持できる時期のことを指すらしく、代償期であるこの時期には、慢性膵炎の代表的な症状のような痛みを繰り返します。 しかしながらこの時点においては、すい臓(膵臓)に石灰化や線維化が認められないそうです。 よって、出来る事ならこの代償期の時に医療機関に於いて診療を受け、なんらかの治療を始めるのが望まれます。 |
慢性すい炎の非代償期
慢性膵炎の非代償期とは、すでに膵臓組織の石灰化・線維化が進み、 膵臓の機能不全に基づく症状が主体となる時期のことを指します。 先に述べた代償期を過ぎ、この非代償期になると慢性膵炎の代表的な症状の痛みなどはあまり感じなくなり、 消化吸収障害に伴う体重の減少や、インスリン欠乏による二次性糖尿病を引き起こすといわれています。 |
【すい臓関連ニュース&トピックス】
すい臓がんに関する危険因子としては、糖尿病、慢性膵炎、喫煙、飲酒などいろいろあるとされているのですが、近年では近親者にすい臓がんを発症した人が居るかどうかという「家族歴」も重要なリスクファクターとして考えられています。
ある統計データによると、すい臓がんの罹患者が近親者に1人いると発症リスクが2倍になり、近親者に2人罹患者がいた場合となると6倍にも発症リスクが高くなるとされています。
あくまでも統計ですので、全ての人に該当するかとは言い切れませんが、近親者に居られたという方であれば、特に意識しておくに越した事はないと思います。
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