慢性すい炎の症状

慢性すい炎の特徴的な症状としては、上腹部の痛み・腰から背中にかけての痛みが挙げられ、体重減少なども。

慢性すい炎の症状;痛み

慢性すい炎(慢性膵炎)の特徴的な症状が、お腹のミゾオチから左側で背中に抜けるような痛みを感じることです。

痛みの度合いは病状により、急性すい炎のような激痛から鈍痛までさまざまで、上腹部のあたりがジクジク痛むなどの鈍痛が2、3日続くこともあるそうです。

ただ、痛みの症状を伴わない無痛性の慢性すい炎の例もあるそうなので、先に述べたような痛みだけで慢性すい炎を判断することはできません。

腹痛は食事の後に起こることが多く、とくに脂っこい食事を摂った場合やアルコールの多飲、暴飲暴食が発作の引き金になるとのことです。

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慢性すい炎の症状;体重減少

慢性すい炎が継続すると、徐々にすい臓の機能が衰えるため膵液の分泌も低下しだし、それによって消化が充分おこなわれなくなり、下痢の症状があらわれ体重が減少しだします。

消化が充分でない下痢便は、ドロドロしており全体に油が浮かんでいる感じで、これは脂肪の消化が不充分なため「脂肪便」とも呼ばれるそうです。

すい臓の機能が衰えると、血糖値を調節するインスリンの分泌も低下し、身体に必要なエネルギーのもとである血糖を利用できなくなるため、 身体に蓄えていた脂肪を分解してエネルギーにするため体重が減っていくわけです。

上記のことから、体重減少の原因には糖尿病を合併していることも考えられます。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

女性の乳がんに対する撲滅運動として「ピンクリボン・キャンペーン」というものがあり、最近ではよくさまざまな媒体で見聞きする事が増えましたが、最近はすい臓がんに関する同じような運動があり、「パープルリボン・キャンペーン」と呼ばれています。

ガンの種類の中でも胃がんや肺がん、大腸がんといったものは罹患率も高い事ことから、何かと話題に取り上げられる事も多いので認知度が高いのですが、すい臓がんに関してはまだまだ世間一般に広く知られているとは言い難い現状にあります。

しかしながら、患者さんが年々増加傾向にあることや早期発見が難しく難治性の癌であるということから、このような啓蒙活動により少しでも多くの人にこのガンが認知されることはひじょうに有意義なことであると思います。


健康食品に認証マーク
健康食品の消費拡大に伴い、厚生労働省は成分基準の新設や認証マークの導入検討など、安全性確保のための総合的な対策づくりに乗り出し、2007年度中に取りまとめる方針とのこと。
検討会では色々と議論され基準を設ける対象や具体的内容、基準を満たした商品に認証マークを付け、それ以外と区別することなどを検討する。
現在においては「特定保健用食品(トクホ)」として許可された製品だけは国が審査しているが、それ以外の製品は製造・販売業者の責任に委ねられている。


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