急性すい炎の症状

上腹部の激痛(海老型姿勢をとりやすい)、左季肋部痛、発熱、嘔気、嘔吐、腹部の膨満感など。

急性すい炎の症状;痛み

急性すい炎の症状として多いのが激しい腹痛を伴うといったことで、具体的には、お腹のミゾオチから肋骨の下側の縁に沿ったあたりが痛むという上腹部痛です。

さらに痛みが背部にもおよぶことがあります。

その痛みの度合いは激痛らしく、その激痛が短時間で済むものではなく、持続するのが特徴らしいです。

具体的には、お腹を抱え込んで寝ても立ってもいられない状態になるそうで、いわゆる「のたうちまわるような」「刺し込むような」痛みとのことです。

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急性すい炎の症状;吐き気、嘔吐その他

急性すい炎の症状としては、痛みの他にも吐き気や嘔吐を強くもよおし、 たとえ吐いてしまった後でも楽にはならないそうです。

また、状態が悪化し胆道の感染などや膵膿瘍を併発すると、39〜40度の発熱がみられることが多々あるそうです。

「重症急性すい炎」という場合には全身にまで炎症がおよび、呼吸困難、黄疸、尿量の減少、ショック状態などが表れ、一刻も早く治療が必要となります。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

すい臓がんに関する危険因子としては、糖尿病、慢性膵炎、喫煙、飲酒などいろいろあるとされているのですが、近年では近親者にすい臓がんを発症した人が居るかどうかという「家族歴」も重要なリスクファクターとして考えられています。

ある統計データによると、すい臓がんの罹患者が近親者に1人いると発症リスクが2倍になり、近親者に2人罹患者がいた場合となると6倍にも発症リスクが高くなるとされています。

あくまでも統計ですので、全ての人に該当するかとは言い切れませんが、近親者に居られたという方であれば、特に意識しておくに越した事はないと思います。


隠れ糖尿病
通常の健康診断では見抜くことができないと言われている新しいタイプの糖尿病である「隠れ糖尿病」というのが話題になっているそうです。
隠れ糖尿病の特徴は、空腹時の血糖値は正常なのに、食後に特殊な検査をすると血糖値が糖尿病患者なみの数値まで跳ね上がるとのことです。
日本人の場合、空腹時の血糖値が正常な人のおよそ3割がこの体質を持つという研究まであるらしく、空腹時の血糖値だけではなく、食後の血糖値の急上昇にも注意が必要だと言われ始めています。


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