すい臓がんの放射線療法

すい臓がん(膵臓癌)に対しての放射線療法は、主に除痛の目的で行われていることが多いそうです。

放射線療法による治療効果

現在のところ放射線療法には、体外から照射を行う方法と体内照射(術中照射)という方法があるのですが、

すい臓がんに関していえば、放射線療法のみで延命効果が得られるとする、確立された症例報告は残念ながらないらしいです。

すい臓がん(膵臓癌)に対しての放射線療法は生存期間の延長にはつながらないものの、背部痛などの症状を和らげる効果に優れているということは認められており、

現時点では、放射線療法は主に除痛の目的で行われていることが多いとのことです。

イメージ1

抗癌剤と併用の放射線化学療法

放射線療法とは高エネルギーX線やその他の種類の放射線を用いて癌細胞を殺し、癌細胞の増殖を抑えようという、がん治療のことです。

すい臓がんに対しての放射線療法は、一般的に単独あるいは他の治療と併用して行われており、一般的に抗癌剤と併用する放射線化学療法が有効とされています。

すい臓がんの抗がん剤に使用されるゲムシタビン(ジェムザール)などには、放射線の効果を増強する作用があると言われており、

放射線化学療法は、放射線による局所の治療効果の増大と、全身に散らばった癌に対しての抗癌剤の効果を期待する治療法といわれているようです。

イメージ2

【すい臓関連ニュース&トピックス】

生涯のうちで癌であると診断されるおおよその確率のことを「生涯がん罹患リスク」というそうで、がん全般に関しての生涯がん罹患リスクとしては、男性の場合で53%、女性の場合で41%といった統計があります。(2004年のデータ)

この数値は男女共に2人に1人の割合で何らかの癌になるといったことを示しています。

同じ統計データから、すい臓がんでの生涯がん罹患リスクでみてみると男女共に2%となっており、男性の場合ではおよそ51人に1人の割合であり、女性の場合ではおよそ52人に1人の割合で罹患するというようになっているようです。


特定保健用食品とは?
特定保健用食品とは、一度は見聞きしたこともあると思われますが、 いわゆる「トクホ」と呼ばれているモノで、厚生労働省が、「健康への有効性」を表示することを認可した食品です。
特定保健用食品は臨床試験をふくむデータなどに対して厳しい審査が行われ、有効性を科学的に証明されたモノに認可されます。
同じメーカーの同品目の製品であったとしても、 ひとつひとつの個別の製品ごとに厚生労働省の審査が行われ、
特定保健用食品には「トクホ」のマークが必ず表示されています。


すい臓がん(膵臓癌)の項目タイトル

すい臓(膵臓)カテゴリー別記事一覧