すい臓がんの放射線療法

すい臓がん(膵臓癌)に対しての放射線療法は、主に除痛の目的で行われていることが多いそうです。

放射線療法による治療効果

現在のところ放射線療法には、体外から照射を行う方法と体内照射(術中照射)という方法があるのですが、

すい臓がんに関していえば、放射線療法のみで延命効果が得られるとする、確立された症例報告は残念ながらないらしいです。

すい臓がん(膵臓癌)に対しての放射線療法は生存期間の延長にはつながらないものの、背部痛などの症状を和らげる効果に優れているということは認められており、

現時点では、放射線療法は主に除痛の目的で行われていることが多いとのことです。

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抗癌剤と併用の放射線化学療法

放射線療法とは高エネルギーX線やその他の種類の放射線を用いて癌細胞を殺し、癌細胞の増殖を抑えようという、がん治療のことです。

すい臓がんに対しての放射線療法は、一般的に単独あるいは他の治療と併用して行われており、一般的に抗癌剤と併用する放射線化学療法が有効とされています。

すい臓がんの抗がん剤に使用されるゲムシタビン(ジェムザール)などには、放射線の効果を増強する作用があると言われており、

放射線化学療法は、放射線による局所の治療効果の増大と、全身に散らばった癌に対しての抗癌剤の効果を期待する治療法といわれているようです。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

癌という病気に関してはよく「5年生存率」というものがいわれるのですが、これは治療後に癌が完治したかどうかを判断するひとつの目安として用いられているわけですが、当然の事ながら癌の種類によって変わってきますし、同じ癌であっても治療を開始した時点でどの程度進行していたかによっても異なります。

そこで、癌の種類(部位による違い)での生存率を統計的にみてみると、すい臓がんというのは5年生存率が極めて低く、このことからもいかに厄介な病気であるかが窺い知れると思います。

30数年前頃では同じように5年生存率が低かった肝臓がんや肺がんが、その後改善されて向上傾向にあるのに対して、すい臓がんは現在に至っても全くの横ばい状態といえる推移しか示していないといったデータもあり難治性がんの代表といえるのですが、あくまでも相対的な統計であり、医療機関の違いや発見時の進行度によっても差があるので、全く光明がないというワケではないと思われます。


男性型脱毛症(AGA)
AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」のことを指しており、成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことです。
AGAの人は全国で1,260万人、そのうち気にかけている人は800万人、何らかのケアを行ったことのある人は650万人といわれています。
現在、AGA治療薬として、ひじょうに効果が高いとされるプロペシア(フィナステリド錠)が承認され、医師の指導・処方せんにより病院で処方してもらえるようになっていまが、健康保険の給付対象にはなりません。


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