すい臓の頭部に発生する膵頭部がん
すい臓がん(膵臓癌)のおよそ6〜7割がすい臓の頭部に発生する「膵頭部がん」です。
膵臓がんの発生部位
すい臓(膵臓)は、頭部、体部、尾部の3部分に分けられ、 すい臓がん(膵臓癌)は、癌の発生部位によってそれぞれ呼称があり、膵頭部癌・膵体部癌・膵尾部癌と呼ばれます。 すい臓がん(膵臓癌)のなかでも約60〜70%が膵頭部に発生する膵頭部癌であるといわれ、最も多くを占めています。 また、がんの発生部位により症状は変わるとされています。 |
すい臓がんの初期症状
すい臓がん(膵臓癌)には、これといった特徴的な初期症状が無いといわれており、あったとしても、何となくお腹がおかしいと感じる程度のことが多いようです。 また、食欲低下・体重減少・腹部の違和感・痛みなどの不定症状は、膵臓がんに限らない症状なのでなかなか判断は困難です。 このように、それらの症状が他の多くの疾患の症状に似ているため、すい臓がんの初期段階での早期発見が難しくなるようです。 |
【すい臓関連ニュース&トピックス】
すい臓がんに限らず、癌という病気は早期発見・早期治療が最も重要ということは誰しも把握されている事と思いますが、すい臓がんは癌の種類の中でも厄介な部類の一つであり、早期発見が難しく進行も速いので、いかに早い段階で診断されるかがその後の治療結果を左右するとよく言われます。
また、すい臓がんは日本で年々増加傾向にあり、男女合わせて年間に2万人以上の方が亡くなられており、厚生労働省が発表している統計(2009年)によると、男性で約1万4千人、女性で約1万2千人以上に上るとなっています。
このようなことから最近では、すい臓がんに関する認知度を高めるなどを目的とした啓発活動が東京、京都、札幌などで開催されたりし始めています。
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