すい臓がんに対する化学療法(抗がん剤投与)

すい臓がんに対して使用される抗がん剤のゲムシタビン(ジェムザール)とTS-1(ティーエスワン)。

ゲムシタビン(ジェムザール)

すい臓がん(膵臓癌)に対して根治的な手術(外科手術)が不可能と判断された場合や、手術の後に再発が認められた場合には、 抗がん剤による治療が行われます。

現在は、ゲムシタビン(ジェムザール)という健康保険診療上許可されている抗がん剤が標準治療薬として使用されるらしいです。

ゲムシタビン(ジェムザール)は、これまで使われていた抗がん剤に比べて、すい臓がんによる疼痛などの症状を和らげる効果が優れているらしいのですが、癌を完全に消し去るには至らないといわれています。

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TS-1(ティーエスワン)

ゲムシタビン(ジェムザール)以外に2006年8月からは、TS-1(ティーエスワン)という抗がん剤が新たにすい臓がん(膵臓癌)に対しての保険適応が認められて使用できるようになりました。

内服タイプの抗がん剤であるTS-1(ティーエスワン)での治療効果は、未だ評価段階であるのですが、

今までは注射剤が主力という、選択肢の少なかった膵臓癌に対しての保険適応の抗がん剤にTS-1が加えられたことにより、

外来や経口剤での化学療法を望まれる患者さんにとって、治療の選択肢が増えたというコトにもなりました。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

つい最近、唾液(だえき)を検査するだけで3種類の癌を発見することができるという画期的とも言える技術が開発されたということが発表され、ひじょうに注目と期待を集めています。

今回開発された技術というのは、採取した唾液に含まれる物質を特殊な装置により解析することで、すい贈がん、乳がん、口腔がんという3種類の癌のいずれかを発症している患者さん特有の物質を見分ける事が可能ということです。

この技術のスゴいところは、唾液を採取するのみという事で患者さんへの負担が極めて少ないという事と発見率にあり、最も低い発見率である口腔がんでさえ80%の確率で、乳がんでは95%、そしてすい贈がんの場合では何と99%の確率で発見することが可能ということです。


男性型脱毛症(AGA)
AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」のことを指しており、成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことです。
AGAの人は全国で1,260万人、そのうち気にかけている人は800万人、何らかのケアを行ったことのある人は650万人といわれています。
現在、AGA治療薬として、ひじょうに効果が高いとされるプロペシア(フィナステリド錠)が承認され、医師の指導・処方せんにより病院で処方してもらえるようになっていまが、健康保険の給付対象にはなりません。


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