難治ガンの代表である膵臓癌

すい臓癌は消化器系の癌のなかでも治りにくいガン(難治がん)の代表とされています。

癌の中でも治りにくい膵臓癌

膵臓がんは、ガンの中でも治りにくいガン(難治がん)の代表です。

難治ガンとされている原因は、すい臓癌の早期発見が非常に困難で、すい臓癌と診断された時には、すでに大半の患者さんが高度の進行癌であり、

8割前後が既にガンが膵臓の周囲の臓器に広がっていたり、 肝臓などの他臓器にガンが転移しており外科手術の対象とならない場合が多いかららしいです。

また、外科手術を実施しガンを切除したとしても、すい臓癌の場合、早期に再発することが多いことが挙げられます。

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手術できるのは数割程度

すい臓癌の治療法には外科治療、化学療法、放射線治療、対症療法があり、その中でも手術(外科手術によるガン切除)が原則とのことですが、

すい臓癌の場合、切除可能な症例は3〜4割程度に過ぎないとされています。

また、ガンは進行度によって4段階に分かれますが、ある統計では、すい臓癌の切除手術を受けた人のうち約8割弱が最も進行したステージIVであり、

すい臓癌を切除できた症例の患者さんの場合でも、術後の5年生存率は10〜20%程度と、他のガンに比べ極めて低いことが示されています。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

すい臓がんに限らず、癌という病気は早期発見・早期治療が最も重要ということは誰しも把握されている事と思いますが、すい臓がんは癌の種類の中でも厄介な部類の一つであり、早期発見が難しく進行も速いので、いかに早い段階で診断されるかがその後の治療結果を左右するとよく言われます。

また、すい臓がんは日本で年々増加傾向にあり、男女合わせて年間に2万人以上の方が亡くなられており、厚生労働省が発表している統計(2009年)によると、男性で約1万4千人、女性で約1万2千人以上に上るとなっています。

このようなことから最近では、すい臓がんに関する認知度を高めるなどを目的とした啓発活動が東京、京都、札幌などで開催されたりし始めています。


トランス脂肪
トランス脂肪(トランスファット)とは、植物性油(や魚油)を部分水素化という化学反応をさせてマーガリン、ショートニングなどを製造する過程で生じる、
”狂った脂肪酸”(異常で不健全な結合)、いわば「奇形油脂」のことであり、トランス脂肪を過剰に摂取すると、
血液中の悪玉コレステロールの増加と善玉コレステロールの減少を促進し、心臓病のリスクが高まるなどといわれています。
アメリカでは、米国医学学会の発表を受けて、全ての加工食品にトランスファット含有量の表示義務規制が2006年1月1日から実施されています。


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