すい臓がんの姑息的手術

すい臓がん(膵臓癌)の根治目的でなく、症状の緩和を目的とした手術のこと。

根治手術と姑息的手術

外科手術のなかでも、すい臓がん(膵臓癌)の根治を目的として癌を完全に切除する手術を根治手術といい、

癌そのものは切除せずに、食事の通過の道を確保する為や黄疸の発生を防ぐなど、症状の緩和のみをねらった手術のことを姑息手術(姑息的手術)と呼びます。

癌による消化管狭窄で食事がとれない場合の胃空腸吻合術、胆汁の道を確保し黄疸の発生を防ぐ胆管空腸吻合術などが、姑息手術(姑息的手術)の代表的なものです。

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一時しのぎ的な手術

すい臓がん(膵臓癌)において、条件的に根治的な手術ができないと判断された場合は、 患者さんの全身状態が許されれば、癌に冒されている病巣そのものを切除せず一時しのぎ的な手術が行われます。

また、根治的な手術が可能と判断されて開腹しても、 肝転移や腹膜播種などの手術前に判定できなかった癌の進行が見つかった場合は、

根治目的の切除は行わず、 先に挙げた一時しのぎ的な手術(姑息的手術)に変更されたりすることもあるそうです。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

厚生労働省が公表している2009年度の「がんの部位別にみた死亡数」という統計によると、すい臓がんは男性の場合でがん死因の第5位となっており、女性の場合でがん死因の第4位になっています。

ちなみに、男性の場合の1位は肺がんが最も多くて、次いで胃がん、大腸がんという順番になっており、女性の場合は大腸がんが1位となっており、肺がん、胃がんという順番になっています。

医療の進歩が進んでいるとはいえ、まだまだ癌を原因とした死亡率は高く、やはりよく言われている早期発見・早期治療が重要なポイントであることに変わりはないようです。


健康食品に認証マーク
健康食品の消費拡大に伴い、厚生労働省は成分基準の新設や認証マークの導入検討など、安全性確保のための総合的な対策づくりに乗り出し、2007年度中に取りまとめる方針とのこと。
検討会では色々と議論され基準を設ける対象や具体的内容、基準を満たした商品に認証マークを付け、それ以外と区別することなどを検討する。
現在においては「特定保健用食品(トクホ)」として許可された製品だけは国が審査しているが、それ以外の製品は製造・販売業者の責任に委ねられている。


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