すい臓がんの姑息的手術

すい臓がん(膵臓癌)の根治目的でなく、症状の緩和を目的とした手術のこと。

根治手術と姑息的手術

外科手術のなかでも、すい臓がん(膵臓癌)の根治を目的として癌を完全に切除する手術を根治手術といい、

癌そのものは切除せずに、食事の通過の道を確保する為や黄疸の発生を防ぐなど、症状の緩和のみをねらった手術のことを姑息手術(姑息的手術)と呼びます。

癌による消化管狭窄で食事がとれない場合の胃空腸吻合術、胆汁の道を確保し黄疸の発生を防ぐ胆管空腸吻合術などが、姑息手術(姑息的手術)の代表的なものです。

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一時しのぎ的な手術

すい臓がん(膵臓癌)において、条件的に根治的な手術ができないと判断された場合は、 患者さんの全身状態が許されれば、癌に冒されている病巣そのものを切除せず一時しのぎ的な手術が行われます。

また、根治的な手術が可能と判断されて開腹しても、 肝転移や腹膜播種などの手術前に判定できなかった癌の進行が見つかった場合は、

根治目的の切除は行わず、 先に挙げた一時しのぎ的な手術(姑息的手術)に変更されたりすることもあるそうです。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

すい臓がんを発症するリスク要因としては、糖尿病や慢性すい炎などの他にもあるようで、「喫煙」や「飲酒」も発症リスクと考えられており、特に喫煙はその他の種類の癌と同様に大きな危険因子となるようです。

全く喫煙しない人と比較して喫煙本数の多い人では、すい臓がんの発症が2倍以上多くなるといった統計結果もあるので、すい臓がんに関してだけでなく健康全般のことを考えたうえでも、やはり喫煙は避けるべきだと思われます。

あくまでも統計上の数値と言えばそれまでですが、リスク要因の中でも大きなものの一つといえるのは間違いないのではないでしょうか。


ドロドロ血液
血液サラサラとか血液ドロドロなどとよく見聞きしますが、極端な場合を除けばドロドロよりはサラサラにこしたことはないというのは言うまでもありません。
血液がドロドロになっていたり、血管がボロボロになっていると血管が詰まり、脳や心臓の病気になりやすいのですから要注意ということです。
血液をドロドロにする原因としてはいろんな要因が挙げられますが、「水分補給不足」「脂っこいものや味の濃いものをよく食べる」「過激な運動」などの習慣も大きな要因となります。


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