すい臓がんの3つの治療法

すい臓がん(膵臓癌)の治療法には主に外科治療、化学療法、放射線治療があります。

すい臓がんの状態に合わせた治療

すい臓がん(膵臓癌)の治療法には上記に述べた3つの治療を、患者さんの癌の状態に合わせて単独で、または幾つかの治療を組み合わせて用いて行われます。

外科治療は、手術による癌の切除ですが、すい臓がん(膵臓癌)の場合、診断されてから手術でがんを切除できる症例はひじょうに低いです。

化学療法は、抗がん剤を投与してがん細胞を殺そうとする治療法です。

放射線治療は、がんの病巣に放射線を照射する方法で、体外から照射する外部照射と手術時に行う術中(開創)照射の2つの方法があります。

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すい臓がん治療の現状

基本的な治療は、他の消化器系のがんと同様に、 周囲の正常と思われる組織を含めたがん病巣の外科的切除を行うことです。

しかしながら、すい臓がん(膵臓癌)と診断された患者さんの多くは診断時に既に切除手術の対象とならないほど病態が進行しており、

その場合は、一時しのぎ的な症状改善を目指した手術や処置とともに、 抗がん剤による治療や放射線による治療などが行われます。

上記の3つの治療方法以外に、すい臓がんに対しては直接治療を行わず黄疸や疼痛などの症状を和らげるといった対症療法を選択される場合もあります。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

厚生労働省が公表している2009年度の「がんの部位別にみた死亡数」という統計によると、すい臓がんは男性の場合でがん死因の第5位となっており、女性の場合でがん死因の第4位になっています。

ちなみに、男性の場合の1位は肺がんが最も多くて、次いで胃がん、大腸がんという順番になっており、女性の場合は大腸がんが1位となっており、肺がん、胃がんという順番になっています。

医療の進歩が進んでいるとはいえ、まだまだ癌を原因とした死亡率は高く、やはりよく言われている早期発見・早期治療が重要なポイントであることに変わりはないようです。


美容外科ならぬ美容内科
メスを使う美容整形や美容外科とは一線を画し、内科医の立場から美容を含めた診察・治療を行う「美容内科」という“美容ジャンル”が少し前からあるようです。
美容業界ではアンチエイジング(抗加齢治療)や体内毒素を排出するデトックスなど、最近よく耳にする美容関連キーワードに共通するのは「体内から美しく健康に」という考え方が主流のようで、
今まで主流であった整形外科医ではなく内科医の先生が開業した、肥満や美容対策を専門としたクリニックにも人気が定着してきているそうです。


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