中性脂肪を下げる食品

中性脂肪を下げる食品として挙げられる魚類・野菜・食物繊維を多く含む食品群。

中性脂肪を下げるイワシやサバ、アジなどの青魚

同じ脂肪でも、魚類に含まれる脂肪は善玉コレステロールを多く含んでいますので、中性脂肪を下げる食事としては、魚類を多く摂るようにしましょう。

魚類のなかでも特に、イワシやサバ、アジなど青魚の脂肪に含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)という脂肪酸は、肝臓での中性脂肪の合成を抑える働きをします。

また同時に、肝臓から血液への中性脂肪の分泌も抑制します。

この2つの働きにより、血液中の中性脂肪が低下するのです。

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中性脂肪を下げる野菜、食物繊維を多く摂る

中性脂肪を下げる食事として他に挙げられるのが、野菜、食物繊維を多く摂りましょうということです。

食物繊維を多く含むワカメ・ひじきなどの海藻類、キノコ、豆類、野菜などには、腸内で中性脂肪や糖質を吸着して、それらをいっしょに排泄させる働きがあります。

また食物繊維には、水分を吸収してふくらむために満腹感が得られ、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。

上記に述べた食品にはビタミンやミネラルを豊富に含むモノが多く、身体の代謝を活発にするなどの役目もあります。

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中性脂肪とリノール酸

オリーブオイルに豊富に含まれているリノール酸は、体内では作ることの出来ない必須脂肪酸と呼ばれていて、

「善玉」コレステロールのHDLを増加させ、血中コレステロールや中性脂肪の低下作用を持っていると言われています。

しかしながらリノール酸の過度の摂取については、いろいろと弊害もあるようで、アレルギーを悪化させたりするなどの危険性も高めるため、過剰摂取には充分な注意が必要です。

また別の話題として最近、リノール酸と同じ化学式なんですが違った構造をもつ「共役リノール酸」が、体脂肪を分解・燃焼しやすくするなどの作用があるとして注目を浴びているようです。

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ファイトケミカルス
一般的にビタミン、ミネラルなどの栄養素は、 それぞれ単独では機能せず、他の栄養素の助けを借りることができてこそ機能し始めるとされており、こういう働きを相互作用といいます。
天然成分には、合成成分には無い微量栄養素も一緒に含まれているのですが、このような植物に含まれる栄養価をもった微量栄養素のことを、
「植物化学栄養素(ファイトケミカルス)」と呼びます。
ビタミン、ミネラルなどの栄養素は、この微量栄養素(ファイトケミカルス)の相乗効果で体内の於いてより吸収率を高めてくれるのです。


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