ストリッピング手術(静脈抜去術)

下肢静脈瘤の「ストリッピング手術」とは、静脈瘤を発症している静脈自体を抜き取るという治療方法

ストリッピング手術は伏在型静脈瘤に対して行われる最も標準的な治療方法

下肢静脈瘤の治療方法のひとつである「ストリッピング手術(静脈抜去術)」とは、弁の機能不全を起こして血液が逆流して、静脈瘤の原因となっている静脈を引き抜いてしまうという手術方法です。

簡潔に言えば、血液の逆流を引き起こして静脈瘤を発症している静脈自体を抜き取る手術ということです。

ストリッピング手術は、下肢静脈瘤の根治を目的とした治療方法として代表的な手術方法であり、伏在型静脈瘤の患者さんに対して行われる最も標準的な治療方法です。

ストリッピング手術の一般的なな方法はとしては、

足のつけね部分と足首の部分という2カ所を切開して、静脈瘤のある伏在静脈にワイヤーを挿入し、静脈とワイヤーを結んでから、ワイヤーを引き抜くことによって静脈を一緒に抜き取るという手術です。

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ストリッピング手術は治療効果が大きく、再発の恐れも少ない

ストリッピング手術(静脈抜去術)は、下肢静脈瘤の治療方法のなかでも、静脈瘤の原因となる「弁が壊れた静脈そのもの」を抜き取るということで、治療効果は大きく、再発の恐れも極めて少ないことから、

国内の病院やクリニックなどの医療施設では下肢静脈瘤(特に伏在静脈瘤)に対して、従来から主流の治療方法として行われています。

ただし、ストリッピング手術では、手術の際に全身麻酔や下半身麻酔(腰椎麻酔)を使用し、静脈を抜き取る際に最低2ヶ所、場合によってはそれ以上の箇所を切開しなければならず、

手術が長時間に渡ることもあり、その他、切開に伴う手術痕が残り、術後に痛みなどを生じることもあります。

また、ストリッピング手術を行っている病院やクリニックなどでは、下肢静脈瘤の程度や医療施設の技術によって違いがあると思いますが、およそ1〜2週間程度の入院治療が必要となってくるのが一般的なようです。

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活性酸素が増加する原因
身体の老化を促進したり、生活習慣病を始めとする色んな病気を誘発するといわれており、何かと悪者扱い的な存在で取り上げられることが多い「活性酸素」ですが、
活性酸素はもともと、私たちの体内に入ってきたた細菌やウイルスを殺菌・消毒してくれるという大切な働きをしてくれるのですが、必要以上に増えだしてしまうと、身体の正常な細胞や血管などまでも攻撃し傷つけてしまうのです。
活性酸素が増加する原因としては、大気汚染・紫外線・食品添加物・残留農薬・ストレス・タバコの喫煙・アルコールの飲酒・激しい運動やスポーツ・電磁波・放射線などの要因が挙げられます。


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