プリン体の含有量が多い食品・食べ物

プリン体を多く含む食品・食べ物には、特に魚や肉の内臓類などが挙げられます

プリン体の含有量が多い食品が尿酸値を高くする

食品中のプリン体は細胞中の核酸に存在しているため、ほとんど全ての食べ物に含まれており、細胞数が多いモノに比例してプリン体も多く含まれているので、特に魚や肉の内臓類にはプリン体がたくさん含まれています。

また、プリン体は水に溶ける水溶性なので、肉や魚からダシ(旨味)をとったスープにも多く含まれています。

尿酸値が高いとお悩みの方で、食事の改善を図られることを目的とする場合には、プリン体が水に溶けだすという性質を利用して、肉や魚を調理する際に茹でる・煮るなどして、プリン体を食品から出させる工夫をしてから食べるとよいでしょう。

逆に、魚のキモや肉のホルモンなどを食材とした鍋料理などでは、出し汁にプリン体が豊富に含まれている為、残った濃厚な出し汁を利用しての「おじや」や「ラーメン」は、尿酸を増大させます。

美味しいとはいえ、尿酸値が高い人は我慢して控えるようにしましょう。

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プリン体を多く含む食品・食べ物と少ない食品・食べ物

プリン体の含有量が多い食品・食べ物
●鶏肉・豚肉・牛肉のレバー
●煮干し・かつお節・干し椎茸
●いわし、アジなど魚の干物類・スルメ
●白子、アンコウの肝
●真いわし・カツオ・車えび・サンマ・マグロなど
●魚介類や肉類を食材とした鍋物の煮汁
●肉や魚からダシ(旨味)をとった鶏ガラスープや豚骨スープ

プリン体の含有量が少ない食品・食べ物
●米、うどん、そば、パンなどの穀物類
●果物類、野菜類、じゃがいも・サツマイモなどのイモ類
●昆布、ひじき、ワカメなどの海草類
●豆腐・鶏卵・プロセスチーズ・焼きかまぼこ・かずのこ・ソーセージなど

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トランス脂肪
トランス脂肪(トランスファット)とは、植物性油(や魚油)を部分水素化という化学反応をさせてマーガリン、ショートニングなどを製造する過程で生じる、
”狂った脂肪酸”(異常で不健全な結合)、いわば「奇形油脂」のことであり、トランス脂肪を過剰に摂取すると、
血液中の悪玉コレステロールの増加と善玉コレステロールの減少を促進し、心臓病のリスクが高まるなどといわれています。
アメリカでは、米国医学学会の発表を受けて、全ての加工食品にトランスファット含有量の表示義務規制が2006年1月1日から実施されています。


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