尿酸値を下げる食事療法

「高尿酸血症」の診断をされた方には、食生活を見直し改善を図るといった食事療法を用いられる事が多いです

尿酸値を下げる食事療法の具体的内容

尿酸値が高い人といっても、厳密に言えば個人個人により原因が違ってきますので、全ての人に対して尿酸値を下げるには「最善の方法が食事療法」とは必ずしも言いきれませんが、

尿酸値が基準値より高いとされる「高尿酸血症」の診断をされた方には、それまでの食生活を見直し改善を図るといった食事療法を用いられる事が殆どです。

尿酸値を下げる食事療法として具体的には、

尿酸の元になる物質であるプリン体を多く含む食品・食べ物の摂取量制限をはじめ、カロリーを摂り過ぎないように1日の摂取エネルギーの厳守の他、

アルコール飲料の過剰摂取が習慣的にあった場合には適量に抑える、菓子類、炭酸飲料、砂糖などといった果糖摂取の抑制、また、塩分を取り過ぎないといったようなことが挙げられます。

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尿酸値を下げる食事療法の基本はバランスのとれた食生活

尿酸値を下げる食事療法としては、先に述べたような事が挙げられますが、最も基本的なベースとなるのは、食べ過ぎや高カロリーな食品ばかり食べるといった偏った食生活を改善し、栄養素のバランスを考えた食事を心掛ける事です。

それと、「高尿酸血症」と診断される方には肥満タイプの人が多く、肥満度が高くなればなるほど尿酸値も高くなる傾向があるそうですので、

肥満気味で自分の標準体重をかなりオーバーしている人は、過激で無理なダイエット方法でない限り、減量する事も尿酸値を下げることに繋がります。

また、毎日十分な水分摂取をすることも大切で、尿の量が増える事により尿酸は体外に排泄されやすくなりますので、なるべく意識して水やお茶を飲む事を心掛けるようにしましょう。

ただし、腎障害や心不全など特別な持病を患っている方などは、医師の診断のもと指示を仰ぐように注意しましょう。また、水分を多く摂取するといっても、糖分の多い飲み物やアルコール飲料では逆効果です。

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トランス脂肪
トランス脂肪(トランスファット)とは、植物性油(や魚油)を部分水素化という化学反応をさせてマーガリン、ショートニングなどを製造する過程で生じる、
”狂った脂肪酸”(異常で不健全な結合)、いわば「奇形油脂」のことであり、トランス脂肪を過剰に摂取すると、
血液中の悪玉コレステロールの増加と善玉コレステロールの減少を促進し、心臓病のリスクが高まるなどといわれています。
アメリカでは、米国医学学会の発表を受けて、全ての加工食品にトランスファット含有量の表示義務規制が2006年1月1日から実施されています。


尿酸値@健康メモ【情報項目】