メタボリックシンドローム@健康メモについて

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)についての解説と情報。厚生労働省が義務化したメタボ健診(特定健診・保健指導)の内容についても紹介。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とは

メタボリックシンドロームとは

メタボリックシンドロームというキーワードは、今や多くのテレビ・新聞・雑誌などといったメディアでの健康関連情報においてピックアップされ話題になっている感じがしますので、殆どの人が馴染みのある言葉だと思います。

「メタボ予防」や「メタボ対策」などといったフレーズで省略して使われていることも多いですが、基本的に【メタボリック・シンドローム】【メタボリック症候群】という名称で表記され、解説されていることが多いです。

また、内臓脂肪型肥満を原因として生活習慣病に関するさまざまな病気を誘発するということから、【内臓脂肪症候群】などとも呼ばれています。

メタボリックシンドロームの定義

メタボリックシンドロームの定義

メタボリックシンドロームとは、【内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖・高血圧・脂質異常のうち、いずれか2つ以上をあわせもった状態】のことと定義されています。

内臓脂肪型肥満というのは、肥満症の中でも特に内臓の周辺などに脂肪が蓄積したタイプの肥満のことで、皮膚のすぐ下に脂肪がつく皮下脂肪と違い、より身体の内部に蓄積されるので見た目でさほど太っているように見えていなくても、実情は内臓脂肪型肥満というケースも多々あるようです。

このように外見上の判断では太っているように見えていなくても、実は体脂肪が多いといったことから、内臓脂肪型肥満のことは【かくれ肥満】という呼び方でも知れ渡っています。


メタボリックシンドローム患者とメタボ予備群の人数

メタボ患者と予備群の人口数

日本では近年、糖尿病や高血圧症、脂質異常症(高脂血症)などといった生活習慣病の患者さんや、 その予備群が増加しており、それら生活習慣病の発症には内臓脂肪の蓄積が原因となっていることが多く、

このようなことからメタボリックシンドロームが問題視され、 注目を浴びて頻繁に健康面の話題で取り上げられている訳です。

メタボリックシンドロームの診断基準に該当すると思われる患者さんや、メタボ予備群と考えられる人の割合としては、 男女とも40歳以上といった中高年の人で高く、男性の場合では2人に1人、女性では5人に1人という割合に達しているといった 統計を厚生労働省が述べています。

厚生労働省が打ち出したメタボリックシンドローム対策

厚生労働省が打ち出したメタボリック対策

医療制度改革のひとつとして、メタボリックシンドローム患者を減らすことで、生活習慣病の発症や悪化を予防し、医療費削減を目指すといった厚生労働省の方針により、

平成20年4月から新しい健診制度である「特定健康診査・特定保健指導(特定健診・保健指導)」、いわゆる【メタボ健診】がスタートしました。

この特定健診・保健指導(メタボ健診)は、国民健康保険、健康保険組合など医療保険加入者のうち、40〜74歳の人を対象としており、全国の各自治体である市町村や健康保険組合などの医療保険者には、健診および保健指導の実施が義務付けられています。


男性の健康に関する意識
健康志向が高まりを見せる中、ある調査会社が世の中の男性がどの程度健康に対する意識的な取り組みを行っていたり、健康に対して危機感を抱いているのかを調査したところによると、
半数以上の男性が、「自分自身をメタボリック症候群またはメタボリック予備軍だと感じたことがある」と回答。
メタボリックという言葉自体の認知度がここ数年で広まったことも含め、日頃の食生活や運動不足に対しこのままでは危ないかも?と、密かに危機感を感じている世の男性方が二人に一人の割合にもなる。


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