糖尿病と膵臓(すい臓)の関係

すい臓(膵臓)は糖尿病に関係するホルモンであるインスリンを分泌している臓器です。

すい臓で作リ出されるインスリン

すい臓(膵臓)は血糖値を調節するインスリン(インシュリン)やグルカゴンというホルモンを作り出し分泌しています。

通常、私たちの血液中には70〜110mg/dL程度のブドウ糖が存在していて、これを血糖といい、その値が血糖値です。

血糖値がほぼ一定に保たれているのは、インスリンやグルカゴンなどのホルモンの調節作用によります。

高血糖状態が慢性化し、持続することによってさまざまな合併症を引き起こすのが、あの厄介な糖尿病です。

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ホルモンの調節作用による血糖値の安定

通常私たちのカラダでは空腹時には血糖値は下がってきて、これに対応してグルカゴン、アドレナリン、コルチゾールなどのホルモンの分泌が盛んになって、血糖値を上げる方向に働きます。

また逆に、食後などは血糖値が上がってきますが、このときインスリンというホルモンがすい臓(膵臓)から分泌され、血糖値を下げるように働きます。

しかし、なんらかの原因でインスリンの分泌機能そのものが衰えたり、分泌されたとしても作用する力が低下すると高血糖状態になります。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

癌という病気に関してはよく「5年生存率」というものがいわれるのですが、これは治療後に癌が完治したかどうかを判断するひとつの目安として用いられているわけですが、当然の事ながら癌の種類によって変わってきますし、同じ癌であっても治療を開始した時点でどの程度進行していたかによっても異なります。

そこで、癌の種類(部位による違い)での生存率を統計的にみてみると、すい臓がんというのは5年生存率が極めて低く、このことからもいかに厄介な病気であるかが窺い知れると思います。

30数年前頃では同じように5年生存率が低かった肝臓がんや肺がんが、その後改善されて向上傾向にあるのに対して、すい臓がんは現在に至っても全くの横ばい状態といえる推移しか示していないといったデータもあり難治性がんの代表といえるのですが、あくまでも相対的な統計であり、医療機関の違いや発見時の進行度によっても差があるので、全く光明がないというワケではないと思われます。


隠れ糖尿病
通常の健康診断では見抜くことができないと言われている新しいタイプの糖尿病である「隠れ糖尿病」というのが話題になっているそうです。
隠れ糖尿病の特徴は、空腹時の血糖値は正常なのに、食後に特殊な検査をすると血糖値が糖尿病患者なみの数値まで跳ね上がるとのことです。
日本人の場合、空腹時の血糖値が正常な人のおよそ3割がこの体質を持つという研究まであるらしく、空腹時の血糖値だけではなく、食後の血糖値の急上昇にも注意が必要だと言われ始めています。


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