すい臓の役割・働きについて

すい臓(膵臓)は、私たちが日常生活を営む上でとても大切な2つの働きをしています。

すい臓の大切な2つの働き

すい臓(膵臓)の大きな働きをひじょうに簡単に言うと、すい臓は食べたものを消化する働きと、血糖値を正常に保つ働きをしています。

すい臓(膵臓)には、トリプシン、アミラーゼ、リパーゼなどの消化酵素を含んだ膵液(すい液)を通して十二指腸へ分泌する外分泌作用と、

すい臓(膵臓)で作られるインスリンやグルカゴンなどの、血糖値を調節するホルモンを血液中へ分泌する2つの作用があるのです。

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すい臓で作られる膵液とホルモン

すい臓(膵臓)で作られる膵液(すい液)は、各種の消化酵素を含んでおり、たんぱく質や炭水化物や脂肪を分解したり、酸性の胃酸を中和させたりします。

また、すい臓(膵臓)で作られるホルモンには、インスリン(インシュリン)やグルカゴンなどがあり、

特に、インスリンは血糖を下げる重要なホルモンであり、この働きが量的あるいは機能的に不足すると糖尿病になります。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

厚生労働省が公表している2009年度の「がんの部位別にみた死亡数」という統計によると、すい臓がんは男性の場合でがん死因の第5位となっており、女性の場合でがん死因の第4位になっています。

ちなみに、男性の場合の1位は肺がんが最も多くて、次いで胃がん、大腸がんという順番になっており、女性の場合は大腸がんが1位となっており、肺がん、胃がんという順番になっています。

医療の進歩が進んでいるとはいえ、まだまだ癌を原因とした死亡率は高く、やはりよく言われている早期発見・早期治療が重要なポイントであることに変わりはないようです。


ファイトケミカルス
一般的にビタミン、ミネラルなどの栄養素は、 それぞれ単独では機能せず、他の栄養素の助けを借りることができてこそ機能し始めるとされており、こういう働きを相互作用といいます。
天然成分には、合成成分には無い微量栄養素も一緒に含まれているのですが、このような植物に含まれる栄養価をもった微量栄養素のことを、
「植物化学栄養素(ファイトケミカルス)」と呼びます。
ビタミン、ミネラルなどの栄養素は、この微量栄養素(ファイトケミカルス)の相乗効果で体内の於いてより吸収率を高めてくれるのです。


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