すい臓(膵臓)の場所と形

すい臓(膵臓)は胃と十二指腸に囲まれており、胃の後ろに隠れる位置にあります。

すい臓(膵臓)のある箇所

私も含めた一般の人で、カラダの中ですい臓のある箇所をハッキリと把握している人というのは少ないのではと思います。

内臓の中ですい臓は胃と十二指腸に囲まれており、胃の後ろに隠れる位置にあります。すい臓(膵臓)は厚さ約3センチ・長さ約15センチくらいの大きさです。

すい臓の形を言い表す時によく、縦に長い洋ナシを横に置いたようなというか、オタマジャクシのような形と表現されます。

すい臓は、体の中央付近から左の方にのびており、腹膜より背側にあり、腹膜に癒着しているためほとんど動かないそうです。

イメージ1

膵臓がんの発見が困難な由縁

いろいろとあるガンの中でも「膵臓がん」の早期発見が困難な理由として、その症状の殆どは自覚症状がないというのが挙げられますが、

先に述べたように、

すい臓がお腹の奥でわかりにくい身体の真ん中にあり、胃や十二指腸、脾臓、小腸、大腸、肝臓、胆嚢など多くの臓器に囲まれているといったことも、

膵臓がんが発生しているとしても、簡単な検査などだけでは早期に見つけることが著しく困難となる要因のひとつだと思われます。

イメージ2

【すい臓関連ニュース&トピックス】

癌という病気に関してはよく「5年生存率」というものがいわれるのですが、これは治療後に癌が完治したかどうかを判断するひとつの目安として用いられているわけですが、当然の事ながら癌の種類によって変わってきますし、同じ癌であっても治療を開始した時点でどの程度進行していたかによっても異なります。

そこで、癌の種類(部位による違い)での生存率を統計的にみてみると、すい臓がんというのは5年生存率が極めて低く、このことからもいかに厄介な病気であるかが窺い知れると思います。

30数年前頃では同じように5年生存率が低かった肝臓がんや肺がんが、その後改善されて向上傾向にあるのに対して、すい臓がんは現在に至っても全くの横ばい状態といえる推移しか示していないといったデータもあり難治性がんの代表といえるのですが、あくまでも相対的な統計であり、医療機関の違いや発見時の進行度によっても差があるので、全く光明がないというワケではないと思われます。


隠れ糖尿病
通常の健康診断では見抜くことができないと言われている新しいタイプの糖尿病である「隠れ糖尿病」というのが話題になっているそうです。
隠れ糖尿病の特徴は、空腹時の血糖値は正常なのに、食後に特殊な検査をすると血糖値が糖尿病患者なみの数値まで跳ね上がるとのことです。
日本人の場合、空腹時の血糖値が正常な人のおよそ3割がこの体質を持つという研究まであるらしく、空腹時の血糖値だけではなく、食後の血糖値の急上昇にも注意が必要だと言われ始めています。


すい臓(膵臓)について項目タイトル

すい臓(膵臓)カテゴリー別記事一覧