すい臓の病気

すい臓(膵臓)の病気には下記に挙げる代表的な3つがあります。

急性すい炎(急性膵炎)

急性すい炎とは、何らかの理由で、すい臓から分泌される消化酵素により膵臓を自己消化してしまうことがあり、炎症が起こるのですが、

この炎症が短期間で急激に起こる状態なのが急性すい炎(急性膵炎)です。

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慢性すい炎(慢性膵炎)

慢性すい炎は、基本的に急性すい炎(急性膵炎)が起こるプロセスと同じですが、

急激に起こるのではなく、炎症がジワリジワリと長期間にわたって続いている状態を慢性すい炎(慢性膵炎)といいます。

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すい臓がん(膵臓癌)

すい臓に発生するガンで、いろいろとある癌のなかでも、早期発見が難しく、ひじょうに死亡率の高い癌のひとつであるのがすい臓がん(膵臓癌)です。

ガンの小さなうちに発見すれば、手術による完治も可能ですが、早期発見がとても困難な癌といわれています。

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【すい臓関連ニュース&トピックス】

癌という病気に関してはよく「5年生存率」というものがいわれるのですが、これは治療後に癌が完治したかどうかを判断するひとつの目安として用いられているわけですが、当然の事ながら癌の種類によって変わってきますし、同じ癌であっても治療を開始した時点でどの程度進行していたかによっても異なります。

そこで、癌の種類(部位による違い)での生存率を統計的にみてみると、すい臓がんというのは5年生存率が極めて低く、このことからもいかに厄介な病気であるかが窺い知れると思います。

30数年前頃では同じように5年生存率が低かった肝臓がんや肺がんが、その後改善されて向上傾向にあるのに対して、すい臓がんは現在に至っても全くの横ばい状態といえる推移しか示していないといったデータもあり難治性がんの代表といえるのですが、あくまでも相対的な統計であり、医療機関の違いや発見時の進行度によっても差があるので、全く光明がないというワケではないと思われます。


トランス脂肪
トランス脂肪(トランスファット)とは、植物性油(や魚油)を部分水素化という化学反応をさせてマーガリン、ショートニングなどを製造する過程で生じる、
”狂った脂肪酸”(異常で不健全な結合)、いわば「奇形油脂」のことであり、トランス脂肪を過剰に摂取すると、
血液中の悪玉コレステロールの増加と善玉コレステロールの減少を促進し、心臓病のリスクが高まるなどといわれています。
アメリカでは、米国医学学会の発表を受けて、全ての加工食品にトランスファット含有量の表示義務規制が2006年1月1日から実施されています。


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